サボテン科「新天地」(Saglionis)の成長記録&育て方(更新中)

ギムノカリキウム属

目次

サボテン科「新天地」の基本データ

育 て 易 さ:★★★★★
成 長 速 度:★★☆☆☆
入手し易さ:★★★★★
耐 寒 性:★★★★☆(耐寒温度(目安):0℃~5℃)
耐 暑 性:★★★★☆

原産地:アルゼンチン北部(サルタ州、フフイ州)
花言葉:枯れない愛、あたたかい心、偉大、燃える心
科・属:サボテン科・ギムノカリキウム属
学 名:Gymnocalycium saglionis(ギムノカリキウム・サグリオニス)
別 名:六角玉(ろっかくだま)

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サボテン科「新天地」の成長記録

ギムノカリキウム属のサボテン、「新天地(Gymnocalycium saglionis)」の成長記録を付けていきます
東京都世田谷区にあるガーデニングショップ、「プロトリーフ」で購入しました

2023年1月2日(January 2, 2023)

まずは、記録開始時の「新天地」の様子です。
お迎えしてから、1か月ほどが経過しています。

丸っこくて多肉質なボディから、ウェーブがかったトゲを生やし、かわいさとイカツさを兼ね備えています

販売価格はワンコインでもお釣りが返ってきたので、お買い得なショッピングができました

わたしは見かけたことがありませんが、運がよければ100円ショップでも出逢えるようです!

茎の大きさと比べ、長いトゲを生やす

サボテンが緑色に染めているボディは、“葉”ではなく“茎”の部分です。
「新天地」は、茎の半径くらいありそうな、長いトゲを生やしています。
「新天地」が大きく成長するときに、トゲの長さも比例して大きくなれば、ユニークなサボテンの大株になるでしょう
ただし大きく成長した「新天地」は、茎は30~40cmほどまで成長するものの、トゲはそこまで長くならないようです。

サボテンは、昼夜の寒暖差が激しい環境ではトゲが長くなるため、育て方によっても見た目が変わります

ある程度の寒さには耐えられる

「新天地」をお迎えしたのは冬の季節。
「新天地」が販売されていたのは屋外だったので、ある程度の寒さであれば、耐えられるのでしょう。
冬は日照時間も短く、売り場に並ぶ株が弱っていることもあるので、植物をお迎えする季節としては望ましくありませんが、

まぁ、なんとかなるだろう

と、楽観的な考えで購入しました

簡易ビニールハウスで冬を越します

お迎え後は、雨と霜が直接当たらない屋外の簡易ビニールハウス内で育てていますが、今のところ寒さによるダメージは受けていません

簡易ビニールハウスについては、以下の記事でメリットやデメリットを詳しくご紹介しています
ご興味があれば、お読みください

購入時に植わっている培養土は排水性がよく、土の粒が崩れているなど、劣化している様子は感じられません。
現時点では植え替えず、このままの培養土&植木鉢で育てていきます!

2023年11月13日(November 13, 2023)

前回の記録から約10か月が経過し、11月の中旬になりました。

植えている鉢が小さく、鉢内で根を張るスペースが限られているので、大きな成長は見せていません。

それでも10か月前と比べると、直径数mmという程度ですが、成長しました

サボテンは調子を崩すと、茎やトゲが柔らかくなったり、トゲ抜けやすくなったりします。
今のところ、「新天地」のトゲは硬いので、調子は悪くなさそうです!

トゲは濡れたり、日に当たると赤さが増す

お迎えしたときはグレイのトゲを中心に、成長点付近のトゲだけ黒く色付けていましたが、今はトゲを赤く染めています

季節によってトゲを赤色に変化させますが、濡れていたり、直射日光に当たっていたりすると、さらに赤があざやかになるようです

ギムノカリキウム属は強い光に強くないが、「新天地」は強い

サボテン科の植物は、直射日光などの強い光が好きな品種が多いです。
ただし「新天地」が所属しているギムノカリキウム属の植物は、強い直射日光にはそれほど強くありません。
自宅で育てている、他のギムノカリキウム属のサボテンは、夏の直射日光で焼けてしまったこともあります…。

ただし「新天地」は、一年を通して直射日光に当てていても、今のところ焼けたことはありません
ギムノカリキウム属の中ではめずらしく、「新天地」は強い光に耐性をもっているのでしょう。

「新天地」は暑さにも強い

また、「新天地」の自生地であるアルゼンチンの北部の地域も、なかなか暑い地域のようです。
自宅の育成環境では、今のところ真夏の酷暑が訪れても、調子を崩したことはありません。

「新天地」は暖かい季節が好きで、暑い季節に成長する“夏型”の植物に分類されています

前回の冬は屋外で育てていましたが、今回の冬は、室内のガーデンラックに置けそうです。
もう少し経ち、最低気温が5℃程度まで下がったら室内に取り込み、冬を越そうと思います!

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2024年5月4日(May 4, 2024)

前回の記録から、半年が経過しました。

この半年は室内のガーデンラックで育成し、無事に暖かい春を迎えました

室内の育成環境では、「新天地」が成長できる環境を保てているとは思いますが、ほとんど大きく成長していません…。

室内の育成環境
  • 光 量:植物育成用のLEDライトで、毎日10時間ほど照射
  • 室 温:最低でも12~13℃以上は確保
  • 風通し:サーキュレーターを使用し、空気の流れをつくっている

気温が上昇してきたので、直射日光がよく当たる屋外に移動し、育てていく予定です

2024年9月10日(September 10, 2024)

前回の記録から、約4か月が経過しました。

季節は、「新天地」が好きな夏を迎えていますが、ここ最近は成長している様子が見られません。
日照や気温など、育成する条件は整えられているので、やはり鉢サイズが小さいのだと思います…。

最近は赤く染まったトゲを見ていないため、調子を崩している可能性も考えられます。

「新天地」の成長を促すために、そろそろ植え替える必要がありそうです

2025年3月26日(March 26, 2025)

前回の記録から、半年が経過しました。

「新天地」を植え替えました

秋の植え替えの適期は逃してしまったので、春を迎えたタイミングで植え替えました

鉢から抜いた「新天地」の様子。

「新天地」の根を確認すると、土の中まで旺盛に張っている様子は確認できません。
前回の水やりから2~3週間ほど経っていますが、土が乾いていなかったので、想像以上に培養土が劣化していたようです…。

根と、その周りの培養土を、シャワーで洗い流しました!

シャワーで洗い流したあとの根の様子。

あらためて確認すると、根の量は少ないものの、白っぽくて元気そうな根が生えています

ボディの下部が白っぽく変色しているのが、少し気になります…。
白っぽい部分に、イヤな柔らかさはなかったので、そのまま植え付けました。

あたらしい鉢に植えた「新天地」の様子。

いつも植え替え直後から水やりをしますが、今回は水やりはせず、1~2週間ほど乾燥させてから水やりをします

植え替えにより、鉢内にスペースができたため、今後は順調な成長が見られるかもしれません

ちなみに、自宅で使用している培養土については、以下の記事で配合割合などを詳しくご紹介しています

引きつづき、成長記録を付けていきます

(更新中)

自宅で育てているサボテンは、「新天地」だけではなく、他の品種の成長記録も付けています
以下の記事でまとめているので、よろしければ、あわせてお読みください

サボテン科「新天地」の育成環境

日当たり

ギムノカリキウム属の「新天地」は、直射日光にそこまで強くない品種と言われていますが、自宅の株からは強い光に弱い印象を受けません。
実際に自宅では、真夏の強い直射日光に当てても、調子を崩したことはありません。

自宅ではお迎え後、午前中に1~2時間ほど直射日光に当てていましたが、焼けることがありませんでした。
今では朝から夕方まで、直射日光が当たる場所で育てています。

冬のあいだは植物育成用のLEDライトを使用した室内か、または霜や雨が避けられる屋外の軒下で育てています。

多肉植物の室内育成については、以下の記事で詳しくご紹介しています
ご興味があれば、お読みください

水やり

「新天地」は多湿が苦手なので、水やりを控えめにし、乾燥気味に育てることで、健康的な成長へとつなげられるでしょう

自宅では春から秋にかけて、雨ざらしの環境で育てているため、基本的に雨水に水やりを任せています。
雨が降らない日がしばらくつづいた場合にのみ、水やりをしています。
冬に寒い屋外で育てている場合は、水やりを控えた方が耐寒性を向上させられるので、ほとんど水を与えていません。
どの季節も、1か月に1~2回ほど水やりをすれば、それで十分です。
高い頻度で水やりをすると、根腐れのリスクを高めることにも…。

水やりをするときは、鉢底から水が流れ出てくるまでたっぷりと与え、鉢内の空気を入れ替えるようにしています。
少量の水やりでは、鉢内の環境を入れ替えることができません。

乾燥気味に育てるためには、水やりだけではなく、排水性&通気性のよい培養土の存在も重要です
以下の「花ごころ」さんから市販されている培養土は、排水性などに優れ、劣化もしにくいので、サボテンや多肉植物にオススメです

肥料

「新天地」は成長にあたり、多くの肥料分を必要としない、サボテン科の植物です。
肥料は控えめにするのが無難ですが、暖かい季節に少量の肥料を与えることで、健康的な成長を見せてくれるでしょう。

自宅では、1か月に1度ほどの頻度で、液体肥料をサボテン類の希釈率に薄めた上で与えています。
購入時の培養土は、固形肥料が配合されているかは不明です。
植え替え後は、固形肥料(緩効性肥料)を配合した培養土に植えています。

肥料の与え過ぎは、肥料焼けを起こすなど、「新天地」が調子を崩す原因にも…。
サボテンはまったく肥料を与えなくても、枯れないので、与えすぎるくらいなら与えない方が無難です

100円ショップで入手した、多肉植物&サボテンの成長記録は、以下の記事でまとめています

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