植物が枯れてしまう11個の原因~植物を枯らさないために知っておくべきこと~

枯れてしまう原因を知る

暮らしの中に植物を取り入れていると、何気なく気付く“植物の不調のサイン”があるものです。

植物の不調のサイン
  • 植物の葉が萎れてしまうことや、展開している葉が黄色く変色している。
  • 去年の春にはお花を咲かせたけど、今年はお花を咲かせない。
  • 葉を何枚か落としてしまった。

ひとや動物と異なり、植物は言葉や鳴き声を発するわけではないので、体調が悪くなっても、体調不良を周囲に“音”で伝えることはできません。
植物自らが周囲にうまく伝えられない分、体調の善し悪しは、植物を育てているひとが察してあげる必要があります。

植物自身も体調を崩したくて崩しているワケではなく、ひとや動物と同様に必死に生きようとしているので、体調を崩すことには必ず原因があります。

植物が体調を崩したり枯れてしまう原因を知っておくことで、植物を枯らすリスクを軽減し、より一層“植物ライフ”を楽しく過ごせることになるでしょう!!

本記事では、植物が枯れてしまう11個の原因について、深掘りしています!

目次

常緑の植物の落葉

1年中、葉を茂らせている“常緑の植物”であっても、何十年もの間、ずっと同じ葉を付けているわけではありません。
光合成をする力を維持していくために、植物は自身の代謝により、数年ごとのスパンで古い葉を落とし新しい葉を出す“葉のリニューアル工事”を行っています。

たとえ、観葉植物の葉が1~2枚黄色くなりその後に落葉したとしても、植物の代謝による場合があるので、その時点ではまだ様子を見守ることが必要です。
その後も、落葉が止まらずに3~4枚と落葉が続く状況であれば、代謝以外の可能性が考えられるので、原因を考えていく必要が出てくるでしょう。

植物が成長していくための5つの要素

植物が元気に成育していくためには、「光」、「風」、「水」、「温度」、「養分」の5つの要素が必要となります!

この5つの要素が良い状態で足並み良くそろえば、植物は元気に育っていくことができますが、このうち1つでも適切に保てずバランスが崩れてしまうと、植物が体調を崩してしまうことにも。

いずれの要素も、与えれば与えるほど良いワケではなく、強すぎず弱すぎずといった、植物の必要としている量だけ確保していくことが重要になるでしょう。

植物が枯れてしまう11個の原因

それでは、本記事の本題について!

1:日当たりが過剰または不足している

植物は「太陽光」という自然エネルギーをつかい、自分自身の体内で、生きていくための力をつくり出しています。

光がまったく当たらない場所は、自然エネルギーが確保できないことになります。
長期間そのような環境で過ごすと、植物が生きていく力をつくり出すことができず、枯れてしまうことになるでしょう。

また、必ずしも光に当たれば当たるほど良いというモノでもなく、1日に植物が光合成できる量にも限界があります。

そのため、植物が求めている以上に強すぎる光を浴びると、それはそれで調子を崩してしまうことにも。
強い光を得意としていない植物が、真夏の直射日光を浴びると、強い光に耐え切れず葉焼けを起こして、いずれ枯れてしまいます。

また、最近の植物育成用LEDライトは照射距離を近くすれば、かなり強い光を生み出すことができますが、必要以上に近くの距離で当ててしまうと、植物にとって良くない影響が出る可能性があります。

日当たりへの対策

すべての植物が強い光を好きなワケではなく、一般的な苔のように屋外の日陰などの暗い環境が好きな植物もいるので、育てている植物がどれぐらいの光量が必要なのかを把握し、必要な量の光を浴びせることが重要です。

やむを得ず、強い光が必要ではない植物を屋外の日当たりの良い環境などで育てる場合には、遮光ネットや寒冷紗を使用し、植物にふさわしい光の量に調整する必要があるでしょう。

逆に、もし日当たりが良くない環境で強い光を好む植物を育てる場合には、植物育成用LEDを使用して光量を強化することもひとつの対策となります。

光量だけではなく、照射“時間”も意識していくことができれば、日当たりによって植物を枯らしてしまうリスクを軽減させることができるでしょう。

観葉植物は、インテリアのひとつの役割も果たしますが、同時に生き物でもあります。

2:風通しが良すぎるまたは悪すぎる

地面の奥深くまで根を張っている巨大な樹木でさえも、大型の台風や突発的に発生した暴風により、倒れてしまうことがあります。
しっかりと成育した大きな植物でも耐えられないような強風時には、発芽したばかりの小さな植物は、根っこごと飛ばされてしまうこともあります。

逆に風が吹かない状態が続くと、いつまでも用土が乾かない状況につながり、用土の中に菌が繁殖してしまうことになるでしょう。
冬やじめじめした環境の中で、いつまでも洗濯物が乾かないと菌が繁殖し、生乾きの臭いが出るのと同じ原理です。

また植物も生きていくために、酸素を取り入れ二酸化炭素を体外に出す「呼吸」、そして「光合成」により二酸化炭素を取り入れ酸素を体外に出しています。
まったく空気の流れがない環境では、呼吸や光合成もうまくいかず、植物の成育に支障が出ることにつながり、最悪の場合、植物が枯れてしまうことになるでしょう。

風通しへの対策

風が強すぎる場合には、物陰や建物の壁沿いに移動させるだけでも風の影響が弱めることができますが、なかなか思うような場所を確保できない場合は、空いている鉢やほかに育てている植物の陰に移動させることでも、風の影響を軽減させることができます。

逆に、空気の流れがない室内で植物を育てている場合は、扇風機やサーキュレーターを使用をすることで対策ができます。
扇風機やサーキュレーターを使用する場合は、風を直接植物に当てると植物がカラカラに乾燥してしまうので、植物には直接風を当てずに、室内の空気を循環させるぐらいが理想的な使用方法といえるでしょう。

扇風機の方が大きいため、扇風機の方が空気の流れをつくり出せそうですが、サーキュレーターの方が遠くまで空気を届ける能力に長けていると言われています。
多くの植物を室内で育てているひとや、園芸が好きな方がサーキュレーターをおすすめしているのは、サーキュレーターの方が植物に向いている設備機器である点がその理由です。

下記のサーキュレーターは、わたしが自宅で実際に使用している製品ですが、金額も高くなく、風の量についても問題ないと感じていて、音も静かなので、稼働していることを忘れてしまうことも。
この製品でないとダメというものではないので、ホームセンターや家電量販店などで、気に入ったものを見つけてくることもひとつの選択肢です。

3:水のやり過ぎ・与えなさ過ぎ

ジメジメしていて湿度の高い環境が好きな植物や、乾燥している環境が好きな植物など、植物によって望ましい環境は異なるもの。

観葉植物の多くは、本来ジャングルのような湿度の高いところで暮らしているため、「乾燥」にはそれほど強くありませんが、必要以上に水を与えてしまうと、それはそれで根腐れにつながり調子を崩してしまいます。
乾燥した環境が好きなサボテンなどの植物も、乾燥し過ぎや水のやり過ぎて調子を崩してしまうという意味では、観葉植物と同じことがいえるでしょう。

植物への水やりを習得するためには、植物を育成する経験から学ぶ必要がありますが、その習得には時間を長い期間を要することから、“水やり3年”といわれることがあります。
なぜ、そこまで水やりの難易度が高いかというと、いろいろな要素が挙げられます。

水やりがむずかしい理由
  • 土が乾燥しているのか、見極めがむずかしい
    • 土の表面が乾いていても、土の中は湿っている場合があります。また、使用する土や鉢の形状・大きさによっても乾燥のスピードが異なります。
  • 環境の条件によって、水やりを調整していく必要がある
    • 「温度」、「湿度」、「日照」、「風通し」などの外的理由によって、適切な水やり頻度は変わってきます。

水への対策

植物の育て方のうち、水やりはもっともむずかしいといえます。

「土が乾いたら、鉢底から出てくるまで水やりをする。」ことが、基本的な水やりサイクルとなりますが、乾いているのか分かりづらい・・・!!
土が乾いているときと土が濡れているときで、色が異なる用土を使用することで、土が乾いているかどうかを判断するときのひとつの基準となるでしょう。
たとえば、赤玉土や鹿沼土は、乾いているときと濡れているときで見た目を大きく変える用土です。

また、鉢の中が濡れているかを表示してくれる「水やりチェッカー」を使用することで、水やりの感覚をつかみやすくなるので、“水やり3年”から“水やり2年”または“水やり1年”ぐらいに短縮できるかもしれません!

湿度の高い環境が好きな観葉植物の乾燥対策には、霧吹きなどで葉を湿らす「葉水」が有効な手段となります!
おすすめの霧吹きが100円ショップに売られているので、下記の記事でご紹介しています。

4:根詰まり

あらゆるスポーツを行う際に下半身の使い方が基礎的かつ重要な役割を果たすように、植物が大きく成長していくためには、そもそもの土台である「根」が成長していくことが重要になります。

鉢の中が植物の根で詰まっている状態、いわゆる「根詰まり」の状態になっていると、植物の根がこれ以上成長していくスペースがなく、成育不良につながるでしょう。

また「根詰まり」の状態では、鉢の中の水はけも悪くなり、水や肥料をうまく吸いあげることもできなくなってしまいます。

根詰まりへの対策

植物を地面に直接植える「地植え」の場合には、地面の深さの分だけ根が成長できるので、必要以上に根詰まりの心配をする必要はありません。

植物を鉢に植えて育てている場合は、1~2年に1度は植え替えをして根詰まりが起きにくい状況をつくる必要があります。

植え替えの際に、あまりにも根が成長しすぎている場合は、根を整理することが必要になりますが、必要以上に根を整理してしまうと、植物が根から水分を吸い上げれなくなり、枯れてしまう原因になるでしょう。
植え替え後に大きく育てていくのか、それともそこまで大きくせずに育てていくのか、しっかりとイメージをしてから行うことで、根を整理する必要があるのか決まってきます。
適切な量の根を“整理”または“確保”できるように、「植物育成プラン」を思い描いてから、植え替えを行うことが重要です。

鉢の下側の側面に切れ目の入っている「スリット鉢」を使用することで、植物が根詰まりを起こしづらい状況をつくり出すことができます。

スリット鉢についても、下記の記事で詳しく書いています。

5:ウイルスなどの病気

植物が病気に感染して調子を崩し、最悪の場合に枯れてしまうこともあります。

ひとと同じようにウイルスによる病気は、植物同士でも感染することがありますが、その多くは植物が自ら発症しているワケではないもの。
多くのケースでは、害虫がほかの植物などから運んできたウイルスにより、調子を崩してしまうのです。

ウイルスなどの病気への対策

ひとも、どんなに気を付けていても、ときには病気に感染することもあります。

残念ながらひとと同じように、植物が100%ウイルスにかからないように取れる対策はないですが、植物を元気な状態に保つことが最大の防御策となるでしょう。

ひとも「主食」+「副菜」+「主菜」を意識し、栄養のあるものをバランスよく取り、適度な運動を行い、望ましい睡眠時間を確保することで、大きな病気に感染しづらくなるモノ。
植物も、「光」、「風」、「水」、「温度」、「養分」の5つの要素を意識して元気に成育できる環境をキープできると、ウイルスなどの病気に感染しづらくなります!

それでも、病気に感染してしまった場合には、ガーデニンググッズに頼ることも必要となってしまうことも・・・。
2022年にアース製薬から、ウイルス対策グッズとして「花いとし」というスプレータイプの市販されました。
ウイルスだけではなく、殺虫の効果があるグッズとして、使用されているひとが増えています。
同じシリーズの「野菜うまし」というグッズも売られているので、家庭菜園には、そちらのグッズを使用することでウイルス対策になるでしょう。

6:害虫・動物

ガーデニングの世界で、よく知られた害虫に「カイガラムシ」や「ハダニ」などがいます。

害虫はいちど植物に発生してしまうと、なかなか根絶させることがむずかしく、最悪の場合は、植物枯らしてしまうことにもなりかねない危険な存在。

また、「ナメクジ」も植物を食べてしまい、枯れ葉を食べて土に還してくれる「ダンゴムシ」も、植物の根などを食べてしまうので、大量に発生してしまうと植物をダメにしてしまうことがあります。
また、植物への成育とは関係なさそうな「コバエ」も、幼虫のうちに用土の中にある有機肥料分を食べてしまう存在です。

さらに「アゲハ蝶」の幼虫は柑橘系の植物が好きなため、柑橘系の植物を育てていたところ、気づいたら発生し葉っぱのほとんどが食べられてしまうなんてことも・・・。

また害虫による被害だけではなく、住んでいる地域によっては、草食動物が植物の葉や茎、根などを食べてしまうこともあります。

害虫・動物への対策

害虫は外で発生し、いつの間にか植物に付いているケースがほとんどです。
日々、育てている植物を観察し、害虫にやられている状況が確認された場合には、早期に対策することで被害を最小限におさえることができます。

ガーデニング用品として、植物の根から成分を吸わせて、その成分を吸った植物を食べた害虫に効果を発揮する「オルトラン」という殺虫剤は、ガーデニング用の殺虫剤として定番ですし、前述の「花いとし」であれば、すぐに害虫に効果を発揮できるでしょう。

もし、殺虫スプレーや農薬などに抵抗がある場合は、違う種類の植物を付近に植えることで防虫の効果が期待できる「コンパニオンプランツ」という対策もありますが、効果は大きなものではありません。

コバエ対策についても、別の記事で書いているので、よろしければ下記の記事をご参照ください。

7:環境の変化

「ガーデニングショップで元気な植物を購入して、自宅にお迎えしてから2週間程しか経っていないのに、植物の葉が萎れてしまった・・・。」ということは、植物の世界ではめずらしいことではありません。

歩くための足が生えている動物と違い、植物は根を地面の奥深くまで張り、歩いて移動することができない分、環境への適用能力は動物よりも高い生き物です。

そんな植物でも、エアコンの効いた室内から急に外気にさらされる屋外に出したり、雨のあたらない室内から、屋外の雨が直接当たる場所に移動したりすると、急激な環境の変化に耐えきれず体調を崩してしまうことがあります。

季節の変わり目に、植物を枯らしてしまうことが多いのは、この環境の変化によるものなのです。

環境の変化への対策

ガーデニングショップと自宅では、どうしても環境の変化が出てしまうモノ。
日当たりも違ければ、室温や湿度、風通しにも違いが出るでしょう。

植物をお迎えするにあたって、ガーデニングショップではどのような環境で育てられていたのかを詳細に把握し、徐々に自宅の育成環境に慣らしていくことで、環境の変化による影響を最小限に抑えることができます。

たとえば、本来は直射日光などの強い光が好きな植物でも、購入してきてから、いきなり屋外の直射日光の光を当てて育てるのではなく、もともとガーデニングショップの売り場では日陰などの暗い場所に置かれていたのであれば、下記のような段階を経てお迎えする方法が望まれます。

  • 最初の1週間
    • →室内のレース越しの光に慣れてもらう
  • その後の1週間
    • →屋外の日陰に移動する
  • さらにその後の1週間
    • →午前中1時間だけ直射日光があたる場所に移動する(こういった環境を“半日陰”と呼びます)
  • 最終的に
    • 直射日光のよく当たる場所で育てる

植物をお迎えしてきてからすぐに枯らしてしまったら、受けるショックも大きいので、徐々にベストな環境へ慣らしていくことが必要となるでしょう。

水やりの頻度など、ガーデニングショップの店員さんに聞かないと分からない情報もあるので、事前に店員さんに聞ることをオススメします。
また、フリマアプリやインターネットで植物を購入するときにも、出品者さんや販売者さんに確認をしてからお迎えすることが望まれるでしょう。

8:気温や湿度が高いまたは低い

日本では、世界中から植物が輸入され、生産され、そして販売されています。

植物によっては、本来育っている地域が日本よりも寒く、氷点下になっても枯れない品種もある一方で、最低気温が10℃以下になると調子を崩してしまう植物もあり、どれぐらいの寒さに耐えられるかは植物によってさまざまです。
これは、暑さや湿度などにも同じことがいえるでしょう。

日本でタネから育てている“実生(みしょう)”の植物であれば、ある程度、日本の環境への慣らすことも可能ですが、植物がその環境にどれだけ耐えることができるのかは、根本的に遺伝的によって決まっているモノです。
そのため、植物の環境への適応する力だけではどうにもならないこともあります。

気温や湿度への対策

もっとも望ましい対策としては、空調の効いた室内で植物を育てることですが、なかなか24時間365日、空調を効かせるのはむずかしい状況も考えれます。

寒さへの対策としては、植物に風が直接当たらない環境をつくることや、枯れてしまわない程度に水やりを少なめにすることなどの対策があるでしょう。

一方の暑さへの対策には、直射日光の当たらない環境や風通しの良い環境に置くことなどで、対策が可能となります。
直射日光があたってしまう場合には、ガーデニンググッズで強い光を遮ることのできる「遮光ネット」が100円ショップでも売られているので、ガーデニンググッズに頼る対策もあります。

湿度を上げるためには、加湿器を使用したり、植物の葉に水をかける「葉水」をこまめに行うことで対策ができるでしょう。
また、高い湿度への対策は除湿器を使用したりといった対策も考えられますが、まずは雨に直接当たらない環境で育てるだけでも大幅に状況が改善されます。

寒さ対策については下記の記事で詳しく書いているので、よろしければお読みください。

9:栄養が過剰または不足している

サボテンなどの植物は肥料分の少ない土壌で暮らしているので、しばらく肥料分を与えなくても、枯れてしまうリスクは低いでしょう。
ただし、肥料分の多い土壌で暮らしている植物は、そうはいかないもの。
肥料分が不足した状態が長引けば、無駄な体力を消費しないようにするために葉を落とし、やがて枯れてしまうことになるでしょう。

逆に、肥料を与え過ぎてしまうと、根が肥料分によって損傷を起こした症状である「肥料焼け」を起こし、植物の体調不良の原因となります。

経験上、肥料分が不足するよりも、過剰に与えてしまうことの方が、枯れるリスクは高いと感じてます。

栄養への対策

植物の成長期には定期的に適量の肥料を与えることで、成長速度を加速させることができますが、与えなさ過ぎても与え過ぎても、植物の成育にマイナスに働くことを理解することが重要です。

植物に肥料分が足りていないと、葉の緑色が薄くなったり、落葉してしまったりといった不調のサインが出てきます。
なるべく不調のサインが出る前に、肥料を与えていくことが望まれますが、それでも不調のサインが出てしまった場合には、いきなり高濃度で肥料を与えるのではなく、最初は少なめに与え、徐々に肥料分を出していくなど、急激な変化が出ないように肥料を与えていくことが必要となるでしょう。

「肥料焼け」のリスクを回避するためには、液体肥料や固形肥料の濃度を、肥料メーカーの定める用法用量を守って使用することが重要です。
植物を育てるのが好きなひともいますが、肥料を与えれば与えるだけ成長するわけではなく、植物の成長にあわせた与え方を意識することが必要となります。

また、肥料焼けがそもそも起きづらい緩効性肥料である「マグァンプ」を使用することもオススメ!
2022年の春には、肥料分だけでなく防虫機能も兼ね備えている「マグァンプD」が発売され、今もっとも注目されている肥料といえるでしょう。

10:寿命が尽きる

植物も永久的に生きることができるワケではないので、寿命を迎えて一生涯を終えるケースもあります。

寿命への対策

寿命の面では、定期的に植え替えをしたり、適切な育成をすることで植物自体が長生きできる環境をつくり上げることができます。
ただし、それでも限界はあるので、タネを付ける植物であれば花を咲かせて受粉させて、採れたタネをまた翌年に蒔いたり、挿し木をしたりと、その植物の子どもなどを育てていくことも、ひとつの対策となるでしょう。

11:その他

ポピュラーな観葉植物のひとつ「ガジュマル」は、かわいらしい見た目をしていますが“締め殺しの木”という別名を持っている植物です。
自然界ではほかの植物に巻き付いて、ほかの植物に当たる日光を奪い取り、最終的に枯らしてしまうことがあることが「締め殺しの木」の名前の由来となっているのだとか・・・!!

動物界には“弱肉強食”の世界がありますが、より良い日照環境を求めた熾烈な争いが、植物界にも存在しているということですね。
最後にその他として、ほかの植物に枯らされてしまうことを挙げました。

個性をもっているひとや動物と同じく、植物も生き物なので、同じ品種の植物でも個体差があります。
多少育成環境が悪くても元気に育っていける個体もいれば、逆もしかり・・・。
植物にとって、いくら望ましい環境を提供できたとしても、枯れるときには枯れてしまうのです。
植物も生き物であることを認識し、大切にする気持ちを持って接することは必要不可欠だと思いますが、最初から植物をうまく育てることができるひとが少ないのも、事実です。

植物を枯らしてしまったとしても、その植物がどうして枯れてしまったのか、どのように育てれば枯らさずに済んだのか。
といったことを考え、次にお迎えしたときには、どのように育てることが望ましいのか。
実体験として、自分自身の経験値に変えることができれば、植物を枯らすリスクを軽減させることができるでしょう。

以上、今回は植物が枯れてしまう原因についての記事でした!

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