【保存版】ガジュマルを『丸坊主』にした!剪定方法と復活までの記録

枝葉を切って再スタート

ガジュマルを育てていると、

枝が伸びすぎて樹形が崩れてきた。

以前のように、コンパクトな樹形に戻したい。

と感じることがあります。

そんなときに実践したいのが、枝葉を大胆に切り落とす「丸坊主」です

すべての枝葉をなくしてしまうため、初めて挑戦する方にとっては勇気のいる作業でしょう。
しかしガジュマルは生命力が強く、適切な方法で行えば、「丸坊主」にした後もきっと新しい芽を出してくれるはず。

筆者

今回は、自宅で育てているガジュマルを「丸坊主」にしたときのことを記録に残します。

剪定の準備から切り方、「丸坊主」をした後の管理方法、そして新芽が出てくるまでの過程をご紹介します

目次

ガジュマルの『丸坊主』とは

『丸坊主』とは枝を根元から切り落とすこと

植物の枝や葉を切り落とし、樹形を整える作業を「剪定(せんてい)」といいます。

ガジュマルの「丸坊主」とは、枝を根元近くから切り落とし、ほとんど幹だけの状態にする剪定のことです。

名前のとおり、枝葉を切り落とした姿が人の‟坊主頭”のように見えることから、「丸坊主」と呼ばれています。

樹形を整えるだけでなく、風通しの改善にも有効

ガジュマルを「丸坊主」にすると、樹形を整えたり、風通しが改善したりするなどのメリットがあります

筆者

風通しのよさは、害虫予防にも有効です!

適期は暖かい時期

「丸坊主」はガジュマルに負担がかかるため、ガジュマルの成長期である暖かい時期に行うのがおすすめです。

特に、ガジュマルの調子が上がりやすい温度は20~30℃程度。
5~6月ごろを目安に行うことで、株へのダメージを軽減でき、「丸坊主」のダメージから回復しやすくなります。
反対に寒い時期は成長が鈍るため、「丸坊主」を行うのは避けたほうがよいでしょう。

必要な道具&あると便利なもの

必要な道具

「丸坊主」を行うために、まずは次のものを準備します。

  • 剪定用のハサミ
  • ライター:ハサミの消毒用

あると便利なもの

このほか、次のものもあると便利です。

  • 園芸用の手袋:ケガやかぶれの防止用
  • 新聞紙や園芸用のマット
  • 癒合剤(ゆごうざい):剪定した切り口の保護

おすすめの癒合剤は『カルスメイト』

癒合剤は切り口を保護して雑菌の侵入を防ぐだけでなく、植物の回復を手助けしてくれるガーデニング用品です。
市販されているなかでは、「トップジン」や「カルスメイト」が有名どころ。
「トップジン」はオレンジ色ですが、「カルスメイト」は茶色い見た目で、植物に塗ってもそこまで目立ちません。

筆者

大事な植物のために、癒合剤はひとつ持っておきたいアイテムです。

今回、丸坊主にするガジュマル

今回「丸坊主」にするガジュマルです。
普段のガジュマルの成長記録や育成環境は、以下の記事でご紹介しています

このガジュマルは半分以上の葉が落ち、調子が悪そう……。

筆者

冬の間に、寒さ対策で水を切り過ぎてしまったのが不調の原因かもしれません。

丸坊主の『具体的な手順』

まずは、株の調子を整えるのが先決

「丸坊主」の成功のカギは、ガジュマルに体力が十分に備わっている状態で作業をすること。

調子が悪いときには「丸坊主」をせず、まずは株の状態を整えることが先決です。
自宅のガジュマルは、水やりをしても調子が上がらなかったため、まずは植え替えて、株が元気になったのを確認してから「丸坊主」にしました。
鉢底から根があふれていたので、根詰まりで調子を崩していたようです……。

筆者

ガジュマルの植え替えと丸坊主をどちらも行いたいときは、後述している「失敗せずに『丸坊主』にするポイント」を参照してみてください!

剪定用のハサミを消毒する

ライターの火で炙る

まずは「丸坊主」に使う剪定用ハサミを、熱消毒します。
刃の部分を数秒ライターの火で炙り、その後、熱を冷ましましょう。

ハサミの消毒は、切り落とした断面から雑菌が入らないようにすることが目的です。

熱消毒以外の方法

熱消毒でなくても、以下の方法で刃物の消毒は可能です。

  • エタノール(またはキッチンハイター)を薄めた水に漬ける
  • アルコールをつけた布でふき取る
筆者

消毒用のガーデニング用品も市販されていますが、個人的には上記の方法で十分だと感じています。

園芸用の手袋を着用し、新聞紙を敷く

刃物を使う作業のため、「丸坊主」をする前には園芸用の手袋を着用しましょう。

また、ガジュマルの樹液には刺激性のラテックスが含まれており、皮膚に触れるとかぶれることがあります

筆者

特に敏感肌の方は、樹液に触れないように注意しましょう

また、室内で作業をする場合は、床が園芸用土で汚れないように新聞紙や園芸用のマットを敷くのを忘れずに。

【いよいよ本番!】枝を根元から切り落とす

準備ができたら、ガジュマルを「丸坊主」にしましょう。
大きく肥大した根の部分まで切り落とすと、株へのダメージが大きすぎるので、枝の根元を切り落とすイメージです。

ポイントは‟思い切って”切り落とすこと

切った断面がつぶれてしまうと、ガジュマルに余計なストレスを与えてしまうことに……。

“思い切って”切り落とし、断面をキレイな平面状にすることがポイントです。

断面に癒合剤を塗る

癒合剤は、雨に当たる環境では欠かせないアイテム

枝を切り落としたら、雑菌対策として切り口に癒合剤を塗ります。

筆者

特に雨に当たる環境で管理する場合は、欠かせない作業です。

木工用ボンドを使う方法もある

ちなみに、本来の使い方ではありませんが、木工用ボンドで断面をふさぐ方法もあります。
以下は自宅の柱サボテンを胴切り(挿し木)にした際、断面の保護のために木工用ボンドを使ったときの紹介記事です。

丸坊主にした後の『管理方法』

ガジュマルの葉が生え揃うまでは、以下のような環境で管理しましょう。

水やりは少なめにする

ガジュマルは体温調整などのために葉から水分を蒸散していますが、「丸坊主」直後には、その葉がありません。
しばらくは株が必要とする水分量が減り、根から吸い上げる量も少なくなるため、水やりの頻度は少なめにします。

筆者

用土の乾き具合をチェックし、乾いていなければ水やりをしないことが重要です。
詳しくは、以下の記事を参考にしてみてください

切り口に水がかからないように注意する

雨ざらしの環境は避ける

雑菌対策のため、切り口が完全にふさがるまでは、水がかからないように管理します。

筆者

特に癒合剤を塗っていない場合、雨ざらしの置き場所は避けましょう。

特に梅雨時などは水分過多になりやすく、根腐れのリスクも高まるため、癒合剤を塗っていても軒下か室内に置くのが無難です。

『底面給水』という水やり方法も

鉢底から水を吸わせる「底面給水」であれば、断面が水で濡れるリスクを下げられます。
「底面給水」については以下の記事で詳しく解説しているので、よろしければ参考にしてください

風通しのよい場所に置く

根から吸い上げる水分量が減ることにより、「丸坊主」にする前よりも、用土が乾きにくくなっています。
風通しのよい場所で管理し、特に水やり直後は早く用土を乾かすことを心がけてください。

筆者

風通しのよさは「丸坊主」直後でなくても、意識したいポイントです。

肥料を与えない

「丸坊主」直後、ガジュマルは肥料を必要としません。
このタイミングで与えると、ガジュマルにとって逆効果になるでしょう

たとえ肥料をまったく与えなくても、ガジュマルが枯れるリスクは低いため、葉が完全に生え揃うまで使用を控えましょう。

直射日光は避ける

「丸坊主」にして枝葉がなくなると、これまで強い光が届かなかった幹の部分にも、強い光が当たるようになります。

本来は日光浴が好きな植物ですが、「丸坊主」後は屋外の明るい日陰で管理するのが理想です。

新たな芽吹き(丸坊主からの経過)

ガジュマルの「丸坊主」がうまくいけば、再び芽吹く様子が見られるでしょう。

丸坊主から1週間後のガジュマルの様子

自宅のガジュマルは、「丸坊主」にしてから1週間ほどで枝葉が伸びはじめました

筆者

ここまでくれば、ひとまず安心です!

丸坊主から4週間後のガジュマルの様子

「丸坊主」にしてから4週間後の様子です。

葉が生い茂り、すっかり購入時の姿を取り戻しました

筆者

1か月足らずで、ここまで立ち直れるガジュマルは、やっぱり丈夫な植物ですね!

葉数が増えたら、本来の育成環境に戻す

ここまで来たら過剰な心配は不要。株の上から水やりをしても(切り口に水がかかっても)問題ないでしょう。

筆者

今後は日当たりのよい環境に置き、水やりも徐々に増やしていきます。

立ち直ったタイミングで活力剤を与えると、成長を後押しできる

本来の姿を取り戻したガジュマルに、活力剤を与えると、成長を後押しできます

下記の「HB-101」は、ほかの活力剤と比べると値は張るものの、効果は抜群。
日常的に与えるというより、「ここぞ!」というタイミングで使いたい活力剤です。

失敗せずに『丸坊主』にするポイント

筆者

さいごに、失敗せずにガジュマルを「丸坊主」にするポイントをご紹介します。

植え替えと丸坊主を同じタイミングで行わない

樹形をリセットしたいし、そろそろ植え替えて、根詰まりを解消しないといけない……。

という状態でも、「丸坊主」と植え替えのタイミングはずらしましょう。
植え替えもガジュマルに大きなストレスを与えるため、同じタイミングで行うと株を枯らすリスクが高まります。
「丸坊主」と植え替えのどちらも行う場合は、以下のような順番で行います。

  • 植え替える
  • 植え替えのストレスから、ガジュマルが回復するのを待つ
    • 2~3週間ほど、明るい日陰で管理するのが無難
  • 丸坊主にする

根詰まり解消などの目的で植え替えるなら、上記のように植え替えを優先した方がよいです。
ただしガジュマルの調子が悪くなく、

植えている鉢を、おしゃれなものに替えたい。

という理由で植え替えるなら、先に「丸坊主」をしてもよいでしょう。

切れ味のよいハサミを使う

切れ味のよいハサミは、断面をキレイにしやすい

筆者

「丸坊主」には、切れ味のよいハサミを使うのがおすすめです。

前述のとおり、「丸坊主」では切り口をキレイな平面状にすることが重要です。
切れ味のよいハサミを使い、キレイな断面にすることで、株が「丸坊主」のダメージから回復しやすくなります。

逆に切れ味の悪いハサミを使うと、断面がつぶれたり、凹凸ができたりして、ガジュマルに大きな負担をかけてしまいます

まとめ

ガジュマルの樹形を整えたいときに、思い切って枝葉を切り落とす「丸坊主」。

大きな負担がかかる剪定だからこそ、暖かい時期に行い、株の状態を整えてから作業することが大切です。
また、「丸坊主」の後は水やりを控えめにし、風通しのよい明るい場所で管理することもポイントです。
今回のガジュマルは、丸坊主から1週間ほどで新芽が伸びはじめ、4週間後には再び葉を茂らせてくれました。

筆者

ガジュマルの樹形をリセットしたり、コンパクトに仕立てたりしたい方は、ぜひ「丸坊主」に挑戦してみてください!

自宅で育てている観葉植物の成長記録や育成環境の紹介は、下記の記事でまとめています
よろしければ、チェックしてみてください

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