自宅で園芸を楽しむために重視するべき住宅の8つの条件~植物を健康的に育てる~

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植物を育てる楽しさに目覚めたわたしは、引っ越しを経験したことで、植物の成長が環境に大きく左右されることを実感しました!
あたらしい住まいに移った直後には、環境の変化の影響を受け、残念ながらいくつかの植物を枯らしてしまうこともありました…。

園芸は学校や職場で楽しむ方もいますが、多くの人にとっては、自宅で楽しむ趣味です!
そのため、植物好きな人が快適に過ごせることはもちろん、植物も健康に育つ環境が備わった住まいがあれば、園芸をもっと楽しむことができるでしょう!

最近では、植物育成用のLEDライトなど、室内でも植物を育てやすい環境を整えるための設備が進化しています!
そのおかげで、屋外だけでなく室内でも、理想的な育成環境をつくることが可能になりました!

しかし、本来植物は、自然の中で暮らす生きものです。
設備を使用しなくとも、本来の環境がよければ、すくすくと成長していけるでしょう。

この記事では、植物好きな人が理想的な暮らしを実現するための住まいの条件について、ご紹介しています!

趣味が存分に楽しめる住宅に引っ越す人は、決して少なくありません。
そのため、園芸を最大限に楽しめる住宅に引っ越すケースも、めずらしくはないでしょう。
これから、植物のために引っ越しを考えているひとにとって、本記事の内容が参考になれば幸いです!

植物の室内育成については、下記の記事で詳しく書いています
よろしければ、あわせてお読みください。

目次

植物愛好家が住むべき家の条件

1:お庭や花壇などのスペース

植物を育てるためには、まずそのスペースが必要です。

マンションのベランダでも植物は育てられますが、庭や花壇があると、住まいの外観に個性を加え、自分らしさを表現できる理想的な住まいになります。
野菜や果物を育てる家庭菜園を行う場合にも、植木鉢で育てるよりも、地面に直接植える「地植え」の方が収穫量をUPすることができるでしょう。

庭がなくても、一戸建ての屋上やマンションのルーフバルコニーは、光や風が遮られない環境で植物を育てるには最適です。
さらに、最近問題となっている高級植物の盗難対策としても、こういった場所は安全性が高いといえるでしょう。

自分だけの庭での園芸作業は、ほかの邪魔を受けることなく植物と向き合うことができ、リラックスやストレス解消にもつながります。

もし自宅に植物を育てるスペースがなくても、「シェア畑」などのサービスを利用すれば、手軽に家庭菜園を楽しむことができます。
下記の「シェア畑」なら無料で見学もできるので、自宅のお近くにあるかどうか、いちどチェックしてみてはいかがでしょうか!?

みんなで育てて、みんなで食べる【シェア畑】

ただし、近くに「シェア畑」があるから引っ越しをしたけど、引っ越し後に「シェア畑」が移転した。
なんてことになれば、本末転倒です。
家の条件としては、「シェア畑」は補助的な役割として考えましょう。

2:日当たりを左右する家の方角

植物が成長するためには、太陽の光が欠かせません。
そのため、植物愛好家が住まいを選ぶ際には「家の方角」が重要なポイントになります。

日本では南側がもっとも日当たりが良く、北側は直射日光が当たりにくい傾向があります。
たとえ現在は日陰を好む植物を育てていても、将来的に日光を必要とする植物に興味が出てくるかもしれません。

日当たりが良すぎる場合は遮光ネットなどで調整できますが、日が当たらない環境を自然に改善するのはむずかしいです。
そのため、朝日が差し込む東向きや、一日を通して日光が得られる南向きが理想的でしょう。

特に、午前中の柔らかい光は植物の成育に適しているため、住まいの方角は慎重に選びたいところです。

3:周囲の環境

家の方角と同様に、周囲に日光を遮る建物や樹木がないかも重要です。
南向きの家でも、目の前に高い建物があれば、日光が十分に届かないことがあります。

特に「サボテン」や「アガベ」、「エケベリア」などの多肉植物は強い光を好むため、直射日光がよく当たる環境で育てるのが理想的です。
逆に日当たりが悪いと徒長(とちょう:茎や葉が間延びする現象)が起きやすく、健康的に育たない可能性があります。

また、季節によって日当たりの状況が変わる点にも注意が必要です。
夏は日当たりが良くても、冬になると建物の影で日が当たらなくなることもあります。

植物愛好家ではなくとも、家を選ぶときの条件として「日当たり」は重要視されるポイントですが、「間取り」や「立地」と比較すると優先順位は劣ってしまいがちです。
ですが、植物愛好家にとって「日当たり」の重要度合いは、もっと高い順位に上がってくることでしょう!
周囲の環境も含めて、慎重に検討しましょう。

4:風通しの良さ

住まいを選ぶ際に「日当たり」ばかりに注目しがちですが、忘れてはならないのが「風通し」です。
風通しが悪いと、土が乾きにくくなり、植物の根が腐ってしまう「根腐れ」の原因になります。

屋外の環境は一般的に風通しが良いですが、必ずしもそうとは限りません。
たとえば、バルコニーの手すりが高く奥まった場所では、風がほとんど通らないことがあります。
この場合、植物を高い場所に設置したり、下にすのこを敷くなどの工夫で改善することも可能ですが、そもそも風通しの良い環境なら、こうした対策は不要です。

ただし、風通しが良すぎると逆に植物にダメージを与える場合もあります。
特に、風が強い地域では、風を適度に遮る工夫が必要です。
とはいえ、こうした地域は多くはありません。
多くの場合「そよ風」程度の柔らかな風が植物にとって理想的です。

「そよ風」程度のやわらかい風は植物に成育だけではなく、住んでいる人にとっても気持ちの良い存在なので、適度な「風通し」は是非ともチェックしたいポイントです!

5:水栓の有無

植物を健康に育てるために欠かせない「水やり」。
その作業効率は、水栓が近くにあるかどうかで大きく変わります。

水栓が近くにあれば、ホースをつないで効率よく水をやることができます。
しかし、水栓が遠いと、水やりだけでも相当な負担がかかります。

時間がかかる理由は、下記の作業を何度も繰り返すことになるため。

水栓が近くにないと、水やりは大変…
  • 室内の蛇口のある場所でジョウロに水道水を溜める
  • 屋外に行く
  • 屋外で育てている植物に水やりをする
  • ジョウロが空になったら、また室内に入る
  • ①に戻る

植物に与える水やりは、土をすこし湿らす程度ではなく、「鉢底から水が流れ出てくるまで」たっぷりと与えるのが基本。
これは、土の中にいる雑菌や害虫を洗い流し、酸素を補給するためですが、特に大きな鉢では多くの水が必要になります。

容量の大きいジョウロを使うことで往復回数を減らすことはできますが、重さが増すことで扱いが大変になり、思わぬ事故につながるリスクも…。
水栓の有無は、ガーデニングの作業効率を左右する重要なポイントです。

水やりは、下記の記事で詳しく書いています。

6:採光部分(窓)の確保

住宅には、「居室の床面積の7分の1以上の採光部分を設ける必要がある」という規則がありますが、窓の大きさや数は物件によって異なります。

家の方角や周囲の環境が良くても、窓が少なかったり小さかったりすると、十分な光が室内に届かず、観葉植物を健康的に育てることがむずかしくなります。

屋外から窓を通して多くの光が入ってくれば、室内の環境でも観葉植物などを伸び伸びと育てることができます。

一方、窓が大きく光を多く取り込める環境であれば、室内でも植物がのびのびと育ちます。
また、光合成に必要な日光を確保することは、植物だけでなく、人間の健康にも良い影響を与えます。

また、窓の周囲に物を置けるスペースがあれば、植物をディスプレイする場所として活用でき、ガーデニングの幅が広がります。
採光部分の多さは、植物と人、両方の生活を豊かにする重要な要素です。

7:ガーデニングショップの有無

インターネットやフリマアプリの普及により、植物やガーデニング用品、さらにはめずらしい植物のたねまで手軽に購入できる時代となりました。
それでも、家の近くにガーデニングショップがあると非常に便利です!

特に重い園芸用土は、ネット購入の場合送料が高くつくことも多いため、近所のショップで直接購入するほうがコストを抑えられる傾向にあるでしょう。

また、緊急時にも頼りになるのがガーデニングショップの存在です!
植物に害虫がついたり、元気をなくしたりした場合、植物のプロである店員さんからアドバイスを受けることで、適切な対処法を知り、必要な道具をすぐに入手できます!

さらに、ガーデニングショップでは実際に手を動かしながら学べる園芸教室が開催されることもあります。
こういった場では、インターネットでは得られない実践的な知識や技術を身につけることができ、ガーデニングの楽しみ方がより広がるでしょう!

8:軒下の有無

植物を育てる上で、梅雨時期の「長雨」や冬の「霜」の対策は、必須となります。
その対策として、重要な存在なのが「軒下」の存在です。

軒下は、天候の影響を軽減し、植物を守るための頼れるスペースです。
一見小さなことのように思えるかもしれませんが、長雨や霜から植物を守る上で大きな役割を果たします。
軒下があることで、室内に移動させなくても植物を適切に保護でき、手間を減らすことができます。

軒下が無い場合には、簡易ビニールハウスで植物を守るといった方法もあります。
そちらについては、下記の記事で詳しく書いているので、よろしければお読みください。

まとめ

以上、植物が好きなひとが住むべき住宅の条件をご紹介しました!

住んでいる地域全体の環境を変えることはできなくても、住宅を取りまく育成環境は変えることができます。
ひとと一緒に住む植物のことも考えてあげることができれば、生涯のパートナーとして、植物と付き合っていくことができるでしょう。

植物好きの自分としては、自分だけの大きなビニールハウスをいつか持ちたいと思っていますが、目の前の環境を大事にすることも重要です!

自分に適切な観葉植物をお探しの方は、無料でできる「パーソナル診断」で、自分にふさわしい観葉植物を見つける選択肢もあるので、あわせてご紹介します。
「パーソナル診断」は、10問の簡単な質問に答える内容となっているので、是非お気に入りの植物を見つけてみてはいかがでしょうか!?

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購入してから14日以内に植物に異常があれば、無料で交換してくれるネットショップです。
購入先の候補のひとつとして、検討してもいいかもしれません!

下記の記事では、マンションで植物を育てていくための、ルールを詳しく書いています。
マンションにお住まいの方は、いちど読んでみてください。

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