ユーフォルビア・シンメトリカ(子吹き)の育て方・成長記録(継続更新中)

オベサにそっくりな多肉

目次

ユーフォルビア・シンメトリカの基本データ

育 て 易 さ:★★★★★
成 長 速 度:★★☆☆☆(株自体の成長は早くありませんが、よく増えます)
入手し易さ:★★★☆☆
耐 寒 性:★★★★★(耐寒温度(目安):0℃)
耐 暑 性:★★★★☆

原 産 地:南アフリカ(北ケープ州)
原産地の特徴①:暑くなる季節でも、平均最高気温は25℃~26℃程度までしか上がらない。
原産地の特徴②:寒い季節には最低気温が1桁になることもあるが、5℃未満まで下がることはほとんどない。
原産地の特徴③:年間降水量は日本の半分程度と少なめ。

風水・花言葉:『明るく照らして』、『控え目』、『地味』
科・属:トウダイグサ科 ユーフォルビア属
学名:Euphorbia obesa ssp. symmetrica

ユーフォルビア・シンメトリカの成長記録

ユーフォルビアの「(子吹き)シンメトリカ(Euphorbia obesa ssp. symmetrica)」の成長記録です!

2022年12月1日(December 1, 2022)

すでに、子だくさんな「シンメトリカ」です!

親株は、すこし徒長気味です。

購入時には小さい子株がふたつぐらいしか付いていませんでしたが、2年ぐらいで子がドンドン増えてきました!
家族がたくさんいて、鉢内は賑やかな様子です!

ある程度大きくなった子株は親株から外して発根させてあげることで、新しくひとつの個体として育てることができますが、子だくさんな見た目が好きなのでこのまま育てていこうと思っています!

同じユーフォルビア属の多肉植物には、見た目がそっくりな「オベサ」がいて、ふたつの品種はよく間違えられることもありますが、「シンメトリカ」はオベサの亜種(あしゅ)として位置づけられています!
“亜種”とは、植物学者でも見解が分かれているようですが、わたしの理解としては『別種とは区別するほどの大きな差は無いが、原種と比べるとわずかに差がある種類』のことを指します。
“亜種”を英語であらわすと「Subspecies」となり、園芸ではその略称として「ssp.」と表記されることも。

「オベサ」は大きくなると縦に成長していくのに対して、「シンメトリカ」は縦にも横にも成長するという違いがありますが、特に株が小さいときは見た目がほとんど一緒です。

「シンメトリカ」は子を吹き群生していくタイプが主に流通していて、「オベサ」は子を吹かずに単頭で成長していくものが流通していますが、「オベサ」にも「シンメトリカ」にも子を吹かない“単頭タイプ”と“子吹きタイプ”はいるので、一概に子を吹いているから「シンメトリカ」であるという判断はできません。

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自宅では単頭タイプの「オベサ」も複数株育てていて、「オベサ」は1年に何度か開花してくれていますが、「シンメトリカ」はまだ開花していません。
単頭タイプは受粉してタネから子孫を増やしていきますが、子吹きタイプはタネを作らなくても子孫を増やせるから、開花をしない。ということなのでしょうか。

今後、要観察です!

「シンメトリカ」の鉢の中では、近くで育てている「オベサ」が自然に発芽をしていました。

かなり徒長が進行していて根がうまく潜り込めていない様子の「オベサ」ですが、いつの間にか、タネが飛んできて発芽していた模様です。
このあと、この「オベサ」は別の鉢に植え替えて、育てることにしました。

「シンメトリカ」は耐寒性も強く、0℃ぐらいであれば屋外でも越冬できる点も、育てやすいポイントです!

2024年1月20日(January 20, 2024)

約1年が経過し、寒さがピークを迎えていますが、「シンメトリカ」は屋外の簡易ビニールハウス内で育成しています。

寒い環境の中ですこし肌の色が悪そうですが、雨や風、さらに雪や霜を防ぐことのできる場所なので、春までこの場所で水を切り気味で育成をします。

冬の間に植物の大敵となる存在に、雨や雪の存在もありますが、霜には気を付けたいところ。
雨や雪は、天気予報を確認していればある程度防げることができますが、霜は気付けば降りてくる存在・・・。

冬に有効活用することができれば、植物愛好家の味方になってくれる「簡易ビニールハウス」は、下記の記事で詳しく書いています。

2024年4月9日(April 9, 2024)

前回から約3か月が経過した「シンメトリカ」です。

本来の健康的な緑色が薄れて、赤茶色の見た目になってしまいました。

原因はおそらく水を切り過ぎてしまったことか、もしくは晴れの日に簡易ビニールハウスの出入り口を閉め切った状態にしてしまったことが数日あったので、日中に高温になってしまったことが原因だと思われます。

ただし、まだ枯れているわけではなさそう。

暖かさを感じて、新しく成長を再開した部分は緑色をしているので、無事に冬を越せたと捉えています。

2024年8月19日(August 19, 2024)

さらに、約4か月が経過した「シンメトリカ」の様子です。

赤茶色の見た目から、緑色の見た目に戻ってくれています!

この群生した子株は成長をしていくと密集し過ぎた環境となり、株同士が押し合うことで、ある日ポロッと取れてしまうこともあるそうです。

そして、最近感じていることは「シンメトリカ」をはじめとしたユーフォルビア属の植物は、「浅鉢(あさばち)」と呼ばれる背の低い鉢が合うこと!
浅鉢はオシャレで美観的に優れていることもありますが、ユーフォルビア属の植物は全体的に根がそこまで成育するワケではないので、深い鉢や大きな鉢に植える必要がありません。
また、浅い鉢に植えた方が用土が乾きやすくなるので、ユーフォルビア属のように乾燥地帯を生きている植物には、成育上もマッチした鉢だと思います。

浅鉢は、ガーデニングショップに置かれていることは少なく、置かれていても種類に限りがありますが、下記のbachiにも取り扱いがあるので、bachiの商品をチェックしてみてもいいかもしれませんね。

「Gyropot」は「育成」を重視した植木鉢

引き続き、多くの子株とともに「シンメトリカ」の成長していく姿を楽しみにしながら、成長記録を付けていければと思います。

(更新中)

ユーフォルビア・シンメトリカの育成環境

日当たり

「シンメトリカ」は、ある程度の寒さに耐えることができますが、成長期とされる季節は春と秋です。
関東の環境では、寒さよりも暑さの方が注意が必要です

秋と春は、午前中のみ直射日光があたる屋外で育てています。

見た目はサボテンにも近いため、真夏の直射日光でもグングン成長してくれそうですが、強い光を浴びると焼けてしまうので、暑い季節は直射日光が直接あたらないように日陰に置いています。

冬の季節はなるべく太陽の光が当たる場所に置き、光合成をしてもらうことで、耐寒性を上げることができるので日当たりの良さを意識することが重要です。

一年中同じ場所で育てるというよりは、季節ごとに「シンメトリカ」に適切な置き場所で育てる工夫が必要となる植物といえるでしょう

水やり

「シンメトリカ」は、日本よりも雨の少ない地域で暮らしている植物なので、乾燥には強く逆に多湿の環境は苦手としている植物。

春から秋までの間は、雨が降らない日が1週間程度続いたら、水やりをしています。

水やりをするときは、たっぷりとした量を与えて、鉢内の空気の入れ替えをするような水やり方法です。

冬は月に1度程度、晴れの日で気温が上がる日に水やりをしています。
自宅で冬に水やりする量は、冬の間でも鉢底から水が流れ出てくるまで、たっぷりと与えることが多いですね。

水はけのよい用土を使用することで、枯らしてしまうリスクを軽減させることができるでしょう

肥料

植え替えの際に、緩効性肥料を用土に混ぜ込むことで、栄養を吸収してもらっています。

春と秋の季節は月に1度程度、液体肥料をを水に薄めて与えています。
希釈率はサボテン類と同じですが、ほとんど肥料を与えなくても、徐々に成長していける植物が「シンメトリカ」という植物ですね。

肥料を与えるときは、活力剤を一緒に与えています。

自宅で「シンメトリカ」に使用している肥料と活力剤は、下記のモノを使用しています。

大きく、そして早く成長させたい場合には、肥料と活力剤を与えた方がいいですが、与えすぎるぐらいなら与えない方が良いので、使用する場合には用法容量は守りましょう

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