ゲラルダンサス・マクロリザスの基本データ
育 て 易 さ:★★★★☆
成 長 速 度:★★★★☆
入手し易さ:★★☆☆☆
耐 寒 性:★★★★☆(耐寒温度(目安):5℃)
耐 暑 性:★★★☆☆
原産地:南アフリカ 東ケープ州
科・属:ウリ科 ゲラルダンサス属
学 名:Gerrardanthus Macrorhizus
ゲラルダンサス・マクロリザスの成長記録
2021年の秋ごろにお迎えした、ゲラルダンサス・マクロリザスの成長記録です!
ゲラルダンサス・マクロリザスには”眠り布袋‘‘という和名も付いていて、独特な見た目でわりと人気のある塊根植物で、本来生息している地域では年間降水量が日本の3分の1~半分程度ぐらいしかなく、乾燥している環境を好む植物です。
塊根植物(根や茎を太らせる植物)は、長い年月をかけて少しずつ成長していく品種が多いですが、ゲラルダンサス・マクロリザスは成長速度が速く、1シーズンでも目に見えて塊根部分が大きくなる品種ですが、育成方法についての情報はそこまで多くないので、手探りで育てています。
2022年12月3日
暑い時期に成長を見せる「夏型」の塊根植物の多くは、冬には葉を落として休眠に入りますが、ゲラルダンサス・マクロリザスも例に漏れず、冬の間は落葉したうえで長期間の冬休みに入ります。
自生地である東ケープ州から判断する限りでは他の夏型塊根植物よりも耐寒性はあり、最低気温が5℃程度までなら耐えることができることと思います。
逆に夏でもそこまで暑くならない地域で日本の猛暑日が続くことはないので、耐暑性はあまり無く真夏の直射日光等には注意が必要です。
いつの間にかだいぶ傾いてしまい、元々入っていた土もどこかに消えていってしまいました。
ゲラルダンサス・マクロリザスは、つるを伸ばして葉を広げていく「つる性の植物」で、他の植物や周りに置いてあるものにつるを巻き付けていくため、春に置き場所を一度決めたら秋に落葉するまでの間は移動させづらい状況になります。
特に同種を複数株所有していたり、他のつる性植物を育てている場合には植物同士のつるが絡り、無理にほどこうとするとつるが切れてしまうことにもつながります。
冬は室内に取り込み、極度な寒さにはあてないようにしています。
2023年5月5日
暖かくなってきて、休眠から目覚めて葉を伸ばし始めました!
ゲラルダンサス・マクロリザスの成長にともない、鉢が小さくなってきていたのと、植わっている土の劣化も気になってきたので、このタイミングで植え替えを行いました!
一気に鉢を大きくすると、徒長(葉や植物が不健康に間延びすること)につながりやすいですが、今後の成長を期待して大きめな鉢に植え替えることにしました!
なお、土は排水性を高めるために日向土(ひゅうがつち)を多めの配合しています。
- 赤玉土5
- 日向土5
- オルトラン(粉末の殺虫剤)&マグァンプKの中粒(遅効性肥料)を少量
このゲラルダンサス・マクロリザスは塊根部分が太る速度がとても早いため、根もすごく成長しているのかと思いましたが、根の状態は根鉢からはほど遠く、ぼちぼちといったところです。
休眠から明け、徐々に伸ばしていっているつる性の葉を観察してみると、周囲のものに巻き付くための器官がありました!
この器官は「巻きひげ」と呼ばれることもあるようですね。
ツルを伸ばす植物の代表格にはアサガオがいますが、アサガオのツルは茎を伸ばしたツルなのに対し、ゲラルダンサス・マクロリザスのツルは葉を伸ばしたツルなので違ったタイプのようです。
もともとそこまで多くの根が生えていたわけではなかったので、根の整理はあまりせずに新しい鉢に植え替えました!
2023年12月9日
2023年の成長期は直射日光のガンガンあたる場所というよりは、適度に日照があたる環境で育成しました。
2023年も1回り大きく成長しましたが、これまでの成長速度からすると思ったほどの急成長ではありませんでした。
ある程度の大きさまで成長するのは早く、それ以上の大きさになるまでは時間がかかるのか、もしくは2023年は酷暑だったので、苦手な暑さのために本調子を発揮できなかったのでしょうか。
2023年は12月に入っても、まだ完全に休眠に入っていない状態で、いつ室内管理に切り替えるか迷い時ですね。
2024年3月24日
あまり厳しい寒さにあてて体調を崩されてもイヤなので、結局2023年12月の中旬ごろに室内に取り込み、取り込んだ直後には全ての葉を落としていました。
冬の間は、なにも動きがありませんでしたが、周囲で育てている夏型の塊根植物よりも早いタイミングで目を覚ましています。
やはり、ゲラルダンサス・マクロリザスは比較的寒さには強いようです。
今後の、さらなる成長を期待したいです!
(更新中)
ゲラルダンサス・マクロリザスの育成環境
ゲラルダンサス・マクロリザスに使用している植物育成用ライトは、下記のものを使用しています。
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