プセウドボンバックス・エリティクムの植え替え・剪定・挿し木を行いました!

挿し木でも太る塊根植物

春は植物の成長期が始まるので、植え替えや株分け、タネまきなどの園芸作業が多く、たくさんの植物を育てているひとにとっては忙しい季節となります!

体内に多くの水分をためておくために、根を太らせる「塊根植物」のプセウドボンバックス・エリティクム。
寒さには強くないので、冬の間には室内で休眠をしていたボンバックスも、暖かくなるにつれて枝先の緑色が濃くなってきました。
枝先の色の変化があったことで、成長期に入る準備を進めている様子が確認できたため、植え替えなどを行うことに!

今回は、ボンバックスの植え替え、剪定、そして剪定した枝を挿し木に挑戦したので、記録に残します!

目次

ボンバックスの基本データ

原産地:グアテマラ、インド
原産地の特徴①:降水量は日本と比較すると少ない。(世界平均値よりは多い。)
原産地の特徴②:最低気温が1桁まで下がる日はあまり無い。

科・属:キワタ(パンヤ)科 プセウドボンバックス属
学名:pseudobombax ellipticum

ボンバックスの植え替え・剪定・挿し木

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ボンバックスは根張りがすごく早いので、すぐに鉢のなかが根でいっぱいになってしまう「根詰まり(ねづまり)」になると聞いたことがあります。

しかしながら、うちではボンバックスを植えている保水性のある多肉植物の培養土との相性があまり良くなかったのか、昨年は根張りや幹の太り具合など、全体的にあまり成長はしなかったように思います。

柔らかめなプラスチックの鉢を使用していると、プラスチック鉢を押してみることで、根詰まりになっているかどうか分かるので、こういうときには便利です!

写真の左側に写っているのが親株で、右側が昨年に挿し木を行ったボンバックスです。
塊根植物は、根の部分が太くなるユニークな見た目が魅力的のひとつですが、残念ながら、挿し木株はまだ塊根部分が太ってきている感じはしません。

ちなみに、挿し木株の根元に何個か生えているのは、「レテボウリア・ソシアリス」という多肉植物です。
うちで育てている1株が、いつのまにか周囲に種を飛ばしまくり、ほかの鉢のなかでも自然に増えまくっています。

鉢から出す

新聞紙を敷いて、そのうえに鉢に植わっているボンバックスを出しました。

室内で植え替えをするときは、園芸用のシートがあると便利ですが、わたしは持っていません。

用土が濡れていると、新聞紙が濡れてやぶけやすくなります。
新聞紙がやぶけて用土が室内に散らばってしまうと大惨事になるので、新聞紙の上で植え替えをする場合は、何重にも敷いてから植え替えをすることをオススメします!

用土を落とす

ボンバックスの根に絡みついている用土を、徐々に落としていきます。

ボンバックスの植え替えは、ちょうど1年振りぐらいですが、やはり根の量はぼちぼちといったところですね。
前々日に水やりをしていて、用土が完全に乾いていなかったので、もう少し乾燥させてから植え替えた方が用土を落としやすかったと思います。

嬉しいことに、挿し木株は用土に植わっている部分がすこし太くなっていました!

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新しい用土に植える

そして、昨年思ったほど成長しなかった原因と思われる保水性を改善するべく、水はけのよい配合土に植え替えました。
多肉植物は体内に水分を多くためているので、保水性のある用土とは相性が悪いように感じます。

水はけのよい用土、そして乾きやすい用土に植えて、もし水が足りなければ水やりの回数を増やすことで調整する。といった育て方が多くの多肉植物の基本的な育て方ですね。

親株はもともと植わっていた鉢に、そして挿し木株は今後の急成長への期待も込めて、一回り大きな鉢に植え替えました!

剪定をする

ボンバックスの塊根ボディを太くするために必要な作業「剪定」を行います。

剪定といっても、たいしたコツは不要で、ボンバックスの場合は伸ばしている枝を根元の方から切るだけです!

このとき、自分がミスをしていたことに気付いていなかったのですが、ボンバックスの枝の根元は太い上に硬いので、鉢に植わっている状態だとなかなか切れず、結構剪定をするのに苦労しました。

植え替えと剪定を同じタイミングで行うのであれば、『鉢から出す→ボンバックスを床に置くなどして固定する→剪定する→鉢に植え込む』という流れがベストな流れですね!

断面を消毒する

剪定をしたあとは、断面の消毒作業を行ってからすぐに土に植えこんでしまいます。

断面に塗って使用するタイプもありますが、スプレータイプだと簡単に消毒できるのでオススメです!
ベニカのスプレーは、殺菌だけではなく殺虫にも使えます。

写真は剪定をしたあとに撮った、ボンバックスの断面です。

挿し木をする

挿し木にするには、一度乾燥させることや発根促進剤を使用するのがベストだと思いますが、ボンバックスはそこまで神経質にしなくても発根確率は高めです!

今回も、ベニカのスプレーで断面の殺菌はしましたが、その後はすぐに用土に植えこみました。

挿し木には、断面から菌が植物のなかに入り込まないように、無菌の用土を使用するのが良いです!

挿し木株の方は、ほんとにまだ”ただの木の棒”に見えますね。

挿し木株はさらに剪定して、剪定した枝はまた挿し木にしました!
今回も、発根祈願をしてから、あとは待つのみ。

上の写真にうつっている左上の鉢に植わっている一回り大きいボンバックスが親株、右上が去年親株から挿し木にした子株、左下は今回親株から挿し木にした子株、そして、右下が右上の子株から挿し木にしました!
親族の血のつながりがすこし難しくなりましたが、つまりは左上が祖母で右下が孫です!
なんど、「2年で孫ができる世界」がボンバックスにはあります。

ボンバックスの挿し木株を太らせることを、園芸における今年の目標のひとつとしています!
最後の写真にも写っていますが、机の上についている用土の量が、剪定作業に悪戦苦闘したことを物語っているように思います。(笑)

以上、今回はボンバックスの植え替え・剪定・挿し木についての記事でした!

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