一人でも没頭できる趣味「植物」の魅力!時間がかかるからこそ今すぐ始めるべき!

奥の深い趣味:園芸

自分にはこれといった趣味が無いのに、趣味を持っているひとを見ては、自分の時間を有効的に使えているようにも思えて、うらやましいと感じたことのあるひとは多いはず!

以前は、わたしも趣味を持っているひとが羨ましく思える一方で、自分は何かを趣味にしようとしても長続きしない。なんていう期間を長い間過ごしてきました。
それは植物に対しても同じで、道のわきの植物が春に芽吹きだしても、植物が季節ごとに咲かせるお花を見ても、特段大きく心が動くことはありませんでした。

これといった趣味もなく、植物にも興味がない日々を送っている中で、2019年に伊豆のシャボテン公園に行き、様々な植物を見ている中で植物に興味が湧いてから、趣味というモノができたように思います。
その後に街なかのガーデニングショップで見つけた「ガジュマル」のユニークな姿に心が躍り、植物への興味が加速してからというもの、気づけば約300鉢以上の植物を自宅で育てています!

本記事では、ひとりでも没頭できる「植物」の魅力について、ご紹介しています!
植物を育てること、そして園芸について興味があるひとにとって、参考になればうれしいです!

目次

園芸の魅力は!?

人生100年時代といわれている中でも、なんとなく毎日を過ごしていたら、意外なほどあっという間に1年が過ぎていきます。

自分自身が歳をとればとるほど時が過ぎていくのが早くなったと感じることもあり、すこしでも有意義な時間を過ごしたいという気持ちから、興味がわく事柄に片っぱしから片足を突っ込んでいった結果、わたしは「園芸」という分野にたどりつきました。

園芸には“昔ながら”といった印象や“年配の方がする趣味”というイメージもありますが、いまや植物イベントにいくと20代や30代の若い方々も多く、どの世代からも愛されているのが「園芸」という分野です。

いくつも植物を育てていると、植物ごとの違いもわかってきて、植物にハマる以前に抱いていた「水をあげて、日に当てる」だけの印象であった植物には、とても深い世界があることを実感しています。

育てている植物が元気よく成長をしているうちは、その育成環境を崩さないようにしていればいいですが、植物が調子を崩したり、最悪枯れてしまったりしたら「なぜ、うまく育てられなかったのか!?」といった点を追求し、次に生かしていく必要があります。

また、植物を育てている育成環境は違い、気温や風あたりの強さ、日当たりなどの複合的な要素を考慮し、植物の育成を考えていく「園芸の奥深さ」にも魅力があるのだと考えます。

インドアな趣味のように思われますが、たとえば園芸用品を買いにガーデニングショップに行ったり、植え替えをするために玄関先やベランダに行ったり、さらには植物を求めて植物イベントに足を運ぶなど、アウトドアな要素も含まれている趣味といえます!

園芸の9つの魅力

ここからは、園芸における魅力について深堀りをしていきます。

園芸にはたくさんの魅力があるので、なるべく具体的にご紹介していきたいと思います!

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自分のペースで行える

本記事のタイトルにも書きましたが、園芸は、基本的に一人で行うことのできる趣味です。

天候によって園芸作業が行えないことはあっても、ひとのペースにあわせて疲れてしまったり、自分自身のペースを乱される心配はありません。

自分時間を自分の歩幅で歩むことができるのは、園芸の魅力のひとつといえるでしょう。

例外として、ひとりでお世話をするのがむずかしいぐらい大きく成長した植物の植え替えをしたり、植木鉢の移動をしたりといった作業は、だれかに手伝ってもらわないと行えないので、完全にひとりで園芸を楽しみたい場合には、植物を大きく成長させすぎないように注意が必要ですね

日光浴ができる

自宅のお庭で園芸作業を行ったり、花壇にキレイなお花を植えたりするだけではなく、鉢植えで植物を育てている場合でも、植え替えや水やりなどのためにドアを開け、屋外に足を運ぶ機会が多くなります。

植物が葉で太陽からの力をエネルギーに変える“光合成”をするように、日光浴はひとにとっても良い影響を与えるものです。
たとえば、体内時計を正常なものにキープしてくれるのは日光浴の影響がもっとも大きいですし、太陽の光を受けることで、ひとの体内ではビタミンDもつくりだされるのだそう。

園芸をしていれば、自然に太陽に当たる時間が増え、日光浴につながる点も魅力のひとつといえるでしょう。

早寝早起きの習慣化

園芸をしていると、早寝早起きが習慣化されやすくなります。
その理由は、日光浴をすることでひとの体内時計が正常化する以外にも理由があります!

早寝早起きにつながる理由
  • 植物を室内で育てている場合に、室内で育てている植物に太陽の光をあてるために、朝起きたらすぐにカーテンを開けることが習慣化される。
  • 特に夏の時期は、朝のタイミングが水やりに適した時間帯なので、早起きをすることになる。

水やりについては、別の記事で詳しくご紹介しているので、興味があれば読んでみてください。

適度に体を動かす

園芸は植物を「見て楽しむ」ことだけではなく、植物のお世話をする必要があります。

園芸には水やりや植え替えだけの作業ではなく、植物の枝を切る「剪定(せんてい)」や新しくタネを蒔いたりといった作業を行うことがあります。

ランニングや球技などのスポーツと比べると運動量は劣りますが、それでも園芸には結構な立ち仕事があるので、園芸作業は運動とまではいかずとも、体を動かすキッカケになります。

環境にやさしい

植物を育てるために園芸用土を購入すれば、用土が入っていた袋がいずれゴミになるので、園芸のすべてが環境にやさしいとは言い切れません。
ただ、それでも育てている植物が酸素をつくりだし、また咲かせたお花の蜜が虫のエサになるなど、環境に配慮されていて、自然のなかに順応している趣味ということは間違いはありません。

あきらかに環境汚染につながってしまう趣味よりも、環境にやさしい趣味の方が、自分自身のメンタル的にも楽ですよね。

味や香りも楽しめる

植物を育てていく園芸には植物を見て楽しむ「視覚」の面だけではなく、時には開花したお花の香りを楽しむ「嗅覚」、植物が付けた実や葉を食べる「味覚」など、いろいろな面で楽しむことができるのも、園芸の魅力といえます。
これは園芸の分野にあてはまらないかもしれませんが、植物園などに足を運ぶと、街なかではあまり見かけない鳥のさえずりが聴こえてくることもあるので、「聴覚」の面でも間接的に魅力を運んできてくれることもあるでしょう。

ほとんど植物を育てたことのない方が、タネ蒔きから家庭菜園にチャレンジし、おいしい野菜やくだものを収穫するのはコツが必要です。
そのため園芸経験の少ない方が家庭菜園に挑戦する場合には、タネからではなく、ある程度大きくなった苗を買ってきて育てるのがベターな楽しみ方となります。

高額な支出をしなくても楽しめる

“珍奇植物”や“ビザールプランツ”とも言われるめずらしい植物は、数万円、さらには数十万円、時にはそれ以上の価格で売られていることもありますが、その一方で100円ショップでも植物が売られていたり、すでに自宅で育てている植物から採ったタネをまいたりするなど、工夫次第ではリーズナブルに楽しむこともできます。

安く売られている植物も、小さいうちから育てていると愛着がわきやすいので、金額問わず自分が気に入った植物を入手することがオススメです!

また、どこかに出かけずに自宅で楽しむこともできるので、交通費の面でも安く済みやすいです。
さらにガーデニンググッズにもこだわりがなければ、100円ショップで一色揃えることができるので、お金の面では他の趣味と比べると安価に済みやすい特徴を持っています。

ひとや動物に優しくなれる

同じ育成場所で同じ育て方をしている植物でも、元気に育っている植物がいれば、原因がわからないまま枯れてしまう植物がいたりと、いろいろな植物がいてそれぞれに個性があることを学ぶことができます。

植物に個性があるのを認めていくことができれば、周りを取りまくひとや動物が失敗をしてしまった場合や、思い通りに進まないことがあっても、それぞれの個性としてその失敗などを受け入れられるようになります。

また、園芸は植物の状態を見極めて、植物ごとに最適な育成環境を提供していく必要があるので、園芸を趣味として持っていると、周囲のひとや動物の個性にあわせていく姿勢が身につきます。

植物が好きなひとは、ひとや動物にやさしいひとが多いと感じています!

来訪者や近隣の方とのコミュニケーション

わたしは300~400鉢ほどの植物を自宅で育てています。
宅配物を持ってきてくれた宅配業者の方や、近隣の方々からは「いつも育てている植物を楽しみに眺めている」、「見たことの無い植物が置いてありますが、なんていう植物ですか?」などと声をかけられることもあります。

育てている植物は“自宅のインテリアのひとつ”と化しているので、キレイなお庭やうつくしい花壇をつくることができれば、来訪者や近隣の方とのコミュニケーションのキッカケになることもあります。

ただし、自宅で育てている植物が、グングン成長し過ぎて隣接地にまで成長範囲を広げてしまった場合や、背を伸ばし過ぎて日照問題へと発展するなど、時としてよくないコミュニケーションへと発展してしまうリスクも無くはないので、育てる植物の性質を理解し、「お庭に植えてはいけない植物」には初期段階から手を出さない方が無難でしょう

観葉植物の5つの魅力

ここまで園芸の魅力について触れてきましたが、ここからは植物ごとの魅力についてご紹介します!

観葉植物についての明確な定義はありませんが、その名の通り、葉を見て(観て)楽しむ植物が「観葉植物」です。
具体的な品種では、「パキラ」や「ゴムの木」、「シェフレラ」などの植物が観葉植物とされています。

今、とても人気が高まっている植物で、最近では「観葉植物専門店」もちらほらとOPENしています!

日々の変化を楽しむ

「観葉植物」とよばれる植物は、成長速度が速い品種が多いのが特徴です!

特に春や秋の暖かい季節にはすさまじい成長を見せ、1年間もあれば去年の姿を思い出せないぐらい、見違える姿に成長している品種すらあります!
また、大きく成長していくだけではなく、お花を咲かせたり実を付けたりするなど、季節ごとの変化を感じれる特徴も持ち合わせています。
さらに、斑入りの植物であれば展開させてくる葉によって斑の入り方が違うなど、飽きが来ない特徴をもっているでしょう。

植物が成長していく姿をみていると、育てている側のひとも元気づけられるので、観葉植物の「変化」はひとつの魅力といえます。

増やしていく楽しみ

育てている観葉植物から剪定した枝を土に挿し、枝から新しい根をださせ、新しい個体とする“挿し木”などで観葉植物は増やしていくことができます。

また、お花を咲かせる観葉植物であれば、咲かせたお花を受粉させてタネをつくることもできます。
自宅でできたタネを蒔いて新しい個体をつくりだしていけば、観葉植物の親子をつくりだせるでしょう。

好きな植物が増えていく楽しみは、観葉植物における魅力のひとつとなります。

成長の違いを楽しむ

たとえば挿し木で育てた植物は、枝を剪定した植物と同じ遺伝子をもっている、いわゆる「クローン植物」となります。

クローン植物同士は成長速度も同じですが、違う環境におくことで成長に違いが出てきます。

たとえば、レースのカーテン越しで育てている「クローン植物A」と、屋外の日陰で育てている「クローン植物B」は、日当たりの違いから成長速度に少なからず差がでるでしょう。
そのような“成長の違い”を感じることで、植物への理解がさらに深まり、より一層園芸にハマっていくきっかけになることもあります。

ちなみに、「クローン植物」でも植物同士の成長の違いを感じれますが、違いがより顕著にあらわれるのは、タネから植物を育てた場合です。

好みの姿をつくっていく

植物園などで育つ観葉植物は、ひとの身長の何倍も大きく成長している品種を見かけることもあるでしょう。

植木鉢で育てていると、根の張るスペースが限られている分、地面に植えられている植物よりも成長速度は遅くなりますが、それでも何年間か育てているとかなりの大きさに成長します。

大きくなりすぎた植物は、それ以上大きくならないように、または好みのサイズに戻すために剪定を行います。

成育環境に合ったサイズや、自分好みのサイズに維持していくことも、観葉植物を育てていく楽しみ方のひとつです。

剪定は、植物にとってかわいそうなことではなく、不要な枝や葉を落とすことで風通しがよくなり、害虫予防やより良い成育につなげることもできる「園芸ワザ」のひとつです!

また、植物の枝を切る剪定以外にも、観葉植物の幹を曲げさせてユニークな見た目を楽しんだり、幹を三つ編みにして楽しむ方法もあったりと、自分好みの姿をつくりあげていくことも観葉植物も魅力のひとつになります。

季節の変化や手間を楽しむ

品種によりきりですが、多くの観葉植物は、湿度が高くて暖かい環境を好む植物です。

毎日水やりをすれば良いという植物ではありませんが、水が極端に少ない環境や乾燥しすぎる環境、寒すぎる環境を苦手としています。

四季のある日本では、季節ごとの変化に応じて、植物がうまく育てるような工夫をしていくことが必要です。
たとえば、今は観葉植物が旺盛に成長をしている季節だから水やりや肥料を多めに与えたり、逆に、観葉植物がほとんど成長しない季節だから水やりを控えめにしたりと、飽きが来づらいのが特徴といえるでしょう。

「水やりは週に○回与えて、肥料は月に●回与える。」といった育て方は、観葉植物には通用しません。
植物の品種や大きさ、季節ごとに変化していく環境にあわせて、望ましい育成方法を追求していく園芸の奥深さに魅力が詰まっています。

多少の手間がかかる子どもや後輩などをかわいく想えるように、手間のかかる植物に対しても愛着を感じるようになっていくのです!

どの観葉植物を購入すれば良いのか、迷ったときには、自分に合うお洒落な観葉植物を見つけることが見つけることができる「パーソナル診断」といったサービスもあります。
メールアドレスの入力は必須となっていますが、室内で育てていくのか屋外で育てていくのか、お部屋の間取りはどれぐらいの広さなのか。などの10個の簡単な質問に答えていけば、自分に合った植物を無料で見つけてくれるサービスです。
特に観葉植物の特徴がよく分からない方などは、お試し感覚で受けてみてはいかがでしょうか!?

パーソナル診断で自分に合う、お洒落な観葉植物を【AND PLANTS】

多肉植物の4つの魅力

乾燥地帯などに生息していて、雨が少ない環境でも耐えられるように、体内に多くの水分を蓄えることができる植物は「多肉植物」とよばれています。

観葉植物と同じように、多肉植物の品種数は多岐にわたりますが、サボテンも多肉植物の仲間です。

多肉植物の仲間
  • エケベリア、グラプトベリア
  • アガベ
  • ハオルチア
  • サボテン  等々

じっくり時間をかける楽しみ

速いスピードで成長をしていく観葉植物とは違い、多肉植物はじっくりと時間をかけて成長をしていく植物です。

品種によって成長速度に違いはありますが、成長が遅い植物だからこそ工夫が必要なもの。
実際に多肉植物にハマっているひとは、植物の成長を促すために用土を変えてみたり水やりの頻度を変えてみたりと、様々な試行錯誤を繰り返しているひとも多いです。

また、成長が遅い植物だからこそ、育てている多肉植物の成長を感じ取れたときには、うれしさがあるものです!

多肉植物を長い時間かけて育てていく楽しみ方は、観葉植物とはまた違った楽しみ方といえるでしょう。

ユニークな形をつくりあげていく楽しみ

多肉植物がもっているユニークな姿は、他の生き物にはなかなか無い見た目です。
実際に、“珍奇植物”や“ビザールプランツ”と呼ばれている植物の多くは、多肉植物に分類されている現実があります。

どのような育成環境で育てていけば、ユニークな姿を作りあげていけるのか。またはユニークな姿を維持していけるのか。
ここにも、さまざまな試行錯誤をしながら楽しむことができる、多肉植物の奥深さがあります。

観葉植物にも、人工的に幹を曲げるなどの楽しみ方はありますが、多肉植物は生まれつきユニークな見た目をしているので、ここにも観葉植物とはまた違った角度から楽しむことができる多肉植物の魅力が転がっているでしょう。

日々の観察

多肉植物は本来、雨の少ない地域で肥料分のすくない土に根を張って生きているので、水やりを多くしたり肥料を多く与えてしまうと、逆に体調を崩してしまいます。

水やりを与えるタイミングなのか、まだ水やりは控えた方がよいのか。など、植物の状態を見極めていく必要があります。

ちょっとした変化でも見逃さないように、毎日観察していくことでどんどん愛着がわいていき、さらに植物の魅力にハマっていきます。

育成手間が少なく済む

多肉植物は乾燥している環境が好きなので、水やりが少なく済む特徴を持っています。
逆に、水やりをまめに与えてしまうと調子を崩してしまい、まめに育成をしていると枯らしてしまうことも。

また、暑さにも寒さにも強い多肉植物は数多く存在するので、四季のある日本においても、一年を通して屋外で育てることができる品種が多いのが多肉植物の特徴といえます。

この水やりや季節に応じて育成場所を移動させるなどの「育成手間の少なさ」が、多肉植物の魅力のひとつだったりします。
特に、ズボラな性格な方に多肉植物はオススメできる植物ですね!

省スペースで楽しめる

観葉植物はどんどんと成長をしていく品種も多いですが、「多肉植物は大人になってもコンパクトなサイズのまま。」といった品種も、観葉植物よりも多いです。

植物が大きく成長していくと、置き場所の問題に発展することもあります。

多肉植物の魅力に、この「省スペース」でも植物を育てることのできる特徴があげられ、そのような品種の多肉植物を育てていく場合には、育成場所にも困らないことになるでしょう。

植物を増やしていく楽しみ方は観葉植物と同じですが、同じ植物でもそれぞれの植物で楽しみ方は変わるものです。

いろいろな植物が存在しているということは、いろいろな楽しみ方が転がっているということです!

まとめ

生き物を相手にする「園芸」には、他の趣味ではなかなか感じることのできない魅力が詰まっていると思っています。

園芸には盆栽という分野がありますが、「盆栽は始めてから数十年後に、ようやく盆栽の本当の魅力に気付ける」ともいわれています。

是非、今から園芸を始めて「緑と生きていく」人生を歩んでみてはいかがでしょうか!?

※本記事では、新宿御苑で育っている植物の写真を使用させていただきました。

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