エケベリア:桃太郎(Momotarou)の育て方・成長記録 (継続更新中)

多肉植物の人気種

目次

エケベリア:桃太郎の基本データ

育 て 易 さ:★★★★★
成 長 速 度:★★★★☆
入手し易さ:★★★★★
耐 寒 性:★★★★★(耐寒温度(目安):マイナス2~1℃)
※キレイな見た目を維持するのであれば、霜は避けた方が無難
耐 暑 性:★★★★☆

原産地:メキシコ(ハリスコ州 他)・アメリカ南部
自生地の特徴①:寒い季節は最低気温が5℃程度まで下がる。
自生地の特徴②:真夏(4~6月)は、最高気温は30℃程度まで上昇する。
自生地の特徴③:降水量は日本の3分の2程度と少なめ。

風水・花言葉:「優美」、「たくましさ」
科・属:ベンケイソウ科 エケベリア属
学 名:Echeveria cv. Momotarou(エケベリア モモタロウ)
別 名:「チワワリンゼ」、「ベアトリーチェ」、「ベアトリス」

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エケベリア:桃太郎の成長記録

「金のなる木」、「乙女心(おとめごころ)」、「星の王子」など、覚えやすい名前が付いている多肉植物がいますが、同じく覚えやすいネーミングをしている、「エケベリア:桃太郎(Echeveria cv. Momotarou)」の成長記録です!

2023年1月2日(January 2, 2023)

神奈川県内にある多肉植物専門店からお迎えしてきて、1~2か月を自宅の育成環境で過ごした「桃太郎」の様子です!

多肉質な葉と葉先のピンク色が、「桃太郎」のチャームポイントです!

自宅で育てていたところ、「桃太郎」が太陽の方角に傾いてきてしまいました。

植物は、光を浴びることで自分のエネルギーをつくり出しているので、太陽の光を求めて成長をしていく生きもの。
効率よく、そして少しでも多くの光を浴びるために、自らのカタチや向きを変えていくのです。

植物をずっと同じ向きで置いていると、太陽が昇っている方角に向かって光を求めていき、結果として植物のカタチが崩れてしまうことがあります。
そのため、植物を鉢に植えているには、たまに鉢を回転させて向きを変えた方が良いですね。

これぐらいの傾き具合であれば、まだまだ立て直しはできる段階なので、このあとすぐに鉢の向きを180℃回転させました!

「桃太郎」は、寒さを感じると葉先の紅葉が進み、ほかの季節よりもあからさまに紅く色づきます!

「桃太郎」というネーミングは、その葉先のピンク色から名付けられた名前だと思いますが、日本でつくられた園芸品種ではないのだそう。
園芸品種とは、ほかの品種との交配やタネから発芽した個体の中から特徴のある株を選抜し、新しく生み出された植物のことを指します。

多肉植物の中でも、ロゼット状に葉を展開させていき、お花のような見た目をしているエケベリア属の植物たちは、高い人気を誇っている多肉植物。
そのエケベリア属の中でも、「桃太郎」は知名度・人気ともに抜群な品種であり、「チワワエンシス」と「リンゼアナ」という品種を交配したという説が有力なのだそうです。

わたしは出逢ったことがありませんが、「桃太郎」の生みの親である「チワワエンシス」は、100円ショップに並ぶことがあるようなので、もし出逢うことがあれば必ず購入しようと心に決めています

2023年4月16日(April 16, 2023)

前回の写真から、約3か月が経過した「桃太郎」の様子です!

あまり頻繁ではありませんが、鉢を回転させているので、崩れていたカタチが戻ってきました

冬の間は、屋外の簡易ビニールハウス内に置いていましたが、「桃太郎」は氷点下2~1℃程度まで耐える性質をもっていて、寒さにはとても強い植物です!
わたしの住む神奈川の寒さでは、まったくと言っていいほどダメージを負いませんでした。

暖かい春を迎えてから簡易ビニールハウスの中から出し、雨ざらしの環境で育てていますが、葉数もだいぶ増えてデカくなりました!
1枚あたりの葉のサイズも、大きくなっています。

現状の鉢ではちょっと窮屈そうに見えますが、成長は続けているので、このままの鉢で今後の成長を見守っていきたいと思います!

簡易ビニールハウスについては、下記の記事で書いているので、もしご興味があれば読んでみてみてください。

2023年12月30日(December 30, 2023)

その後、さらに約8か月が経過したときの、「桃太郎」の様子です!

葉同士が密集し、とても見ごたえるのある見た目に成長しています

「桃太郎」は、その美しい見た目もさることながら、雨ざらしの環境でもカタチを崩すことがなく、勝手に締まったカタチをキープしてくれる優秀な品種だと感じています。

「桃太郎」をはじめとして、園芸店などに並ぶことの多い“普及種”は特に手間をかけなくてもカッコイイ見た目になり、その後もカッコ良さをキープしてくれることも、普及していくひとつの理由になっているのでしょう。

寒さによってもっと紅葉が進むものだと思っていましたが、想像していたよりも、季節による葉先の紅葉には変化がないように思います。

植物は寒さに備えるために自ら葉を赤くしたり葉を落としたりするので、紅葉を進行させるためには、もっとしっかりとした寒さにあてても良いのかもしれませんが、紅葉を見たいがために厳しい環境に置き、植物が体調を崩してしまったら本末転倒なので、このまま「桃太郎」のペースで寒さ対策を取りながら育てていこうと思います。

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2024年4月24日(April 24, 2024)

2024年も春を迎えて、うちに来てから、はじめてお花を咲かせました!

真っ赤なお花ですね!
葉先がピンク色なので、淡い色のお花を咲かせるのかと思っていましたが、ダークレッドといった強い赤い色をしています。

意図的に受粉作業を手伝うことはしていませんが、エケベリアは自家受粉をする品種もあるのと、ほかにも周囲で育てているエケベリアがお花を咲かせているので、虫などによって花粉が運ばれタネを付けるかもしれません!

2024年8月31日(August 31, 2024)

お花を咲かせてから、4か月が経過したときの「桃太郎」の様子です!

結局、「桃太郎」がタネを付けることはありませんでした。

鉢の窮屈さが影響して、だいぶ苦しそうです。
葉先の色も、ピンク色からはかけ離れて、紫色に近い色に。

代謝によって枯れた下葉がだいぶ重なり、株元は蒸れやすい環境にもなっています。

このままではまずい状況なので、近いうちに植え替えをして、また健康的な色を取り戻したいところです!

引き続き、今後の成長に期待したいと思います!

(継続更新中)

エケベリア:桃太郎の育成環境

日当たり

「桃太郎」は日光が好きな植物のため、1年を通して屋外でなるべく長い時間、直射日光を当てることが基本的な育成方法となるでしょう。

東北地方や北海道などでは、厳しい寒さにより枯れてしまうことになると思いますが、最低気温が氷点下にならない地方では一年を通して屋外で育てていても、寒さによって枯れてしまうリスクは低いと思います。

室内の環境では日照が不足し、徒長してしまうリスクが高いので、植物育成用LEDを用いるなど日照を向上させる対策が必要となります。

真夏の強い直射日光でも、葉焼けなどのトラブルを起こしたことはないので、強い光を当てることを意識して育てていくことが重要です

水やり

「桃太郎」は多くの水分を蓄えているエケベリア属なので、乾燥気味に育てた方が健康的に育てることができるでしょう。

春から秋までは基本的に雨ざらしの環境で育てているため、水やりは雨に任せていて、雨が降らない日がつづいた場合にのみ水やりをしています。

冬の間は、水やりを控えめにすることで寒さにも強くなるため、断水気味にして育てています。

水はけの良い土を使用しているため、今のところ梅雨どきなどにある程度雨に当たりつづけても、根腐れは起きていませんが、水持ちの良い土に植えている場合には、水分過多による根腐れのリスクにも気を付けたいところ。

「桃太郎」は葉の上に水が溜まりやすく、溜まった水滴が虫メガネのように“レンズ効果”をもたらして、葉焼けの原因のひとつとなってしまうこともあります。
そのため、上から水やりをして水滴が葉の間に残っている場合には水滴を取り除くのがベストですが、今のところ水やりをしたあとや雨のあとに特に対策をしなくても、葉焼けを起こしたことはありません。
自然界では水滴を取り除いてくれるひとがいませんし、雨が降ったあとに快晴になるのはよくあること。
その都度、葉焼けを起こしていたら、大変なことになるので、特に水滴を取り除かずに、自然環境に任せておけばいいと考えています。

肥料

「桃太郎」は多肉植物の仲間で、多肉植物は肥料分の少ない土壌で暮らしているので、最低限の肥料で育てていくのが基本的な育成方法となるでしょう。

購入後に植え替えをしていないので、土に肥料が入っているかどうかは分かりません。

成長期である春と秋の暖かい季節には、1か月に1度程度の頻度で、水やりの際に液体肥料と活力剤を希釈して与えています。
(濃度はサボテンと同じなので、薄めです。)

夏と冬のタイミングは、肥料分を必要としないので、液体肥料は与えていません。

その他 ピンセットがあると便利!

「桃太郎」などのロゼット状に葉を展開させる植物を育てていく中で、葉と葉の間に石やゴミが入り込むことがあり、これを手で取ろうとすると意外と取りづらいので、「ピンセット」がひとつあると便利です!

植え替えのタイミングや、多段式の棚で育てている場合には、特にこの現象が起きやすいです。

ピンセットの使用方法は、いたってシンプル。
石をピンセットでつまんで、取り除くだけです!

葉と葉の間にある石をつまんで
そのまま取り除く!

そこまで頻繁に発生するトラブルではありませんが、いざトラブルが起きてしまうと、気になってしまうものです。

このトラブルだけではなく、細かい作業を行うときに、ピンセットの存在は重宝されることがあるので、ひとつ持っておくとなにかと便利です

ピンセットは100円ショップでも入手できますが、Amazonなどでは、ガーデニング(盆栽)専用のモノが売られています。

自宅では、100円ショップのSeriaで購入した先端が細めのピンセットを使用していて、正直なところ耐久性には少し物足りなさを覚えますが、税込110円ですし、気軽さがイイです!

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