多肉植物の人気種
エケベリア「桃太郎」（モモタロウ）の基本データ
育 て 易 さ：★★★★★
成 長 速 度：★★★★☆
入手し易さ：★★★★★
耐 寒 性：★★★★★（耐寒温度（目安）：マイナス2～1℃）
※キレイな見た目を維持するのであれば、霜は避けた方が無難
耐 暑 性：★★★★☆
原産地：メキシコ（ハリスコ州 他）・アメリカ南部
花言葉：優美、たくましさ
科・属：ベンケイソウ科・エケベリア属
学 名：Echeveria cv. Momotarou（エケベリア・モモタロウ）
別 名：チワワリンゼ、ベアトリーチェ、ベアトリス
エケベリア「桃太郎」（モモタロウ）の成長記録
エケベリア属の多肉植物、「桃太郎」（モモタロウ）（Echeveria cv. Momotarou）」の成長記録を付けていきます
2023年1月2日（January 2, 2023）
神奈川県川崎市にある多肉植物専門店、「タナベフラワー」からお迎えしてきた株です。
早くも、太陽の方角に傾いてきました…
まだ1～2か月しか育てていませんが、早くも「桃太郎」が、太陽の方角に傾いてきました…。
おそらく日照が足りず、少しでも効率的に日照を確保するために、自らの向きを傾けたのでしょう。
こんなに短期間で株が傾くのは、少し驚きですが、これぐらいの傾き具合であれば、まだ立て直しはできる段階です。
このあとすぐに、鉢の向きを180℃回転させました
寒さを感じると、葉先の紅葉が進む
「桃太郎」は、寒さを感じると、葉先を紅く染めます！
「桃太郎」というネーミングは、その葉先の紅い色から、名付けられた名前なのでしょう。
チワワエンシスとリンゼアナを、交配した品種という説が有力
ロゼット状に葉を展開させ、お花のような見た目をしているエケベリア属の植物は、とても人気があります。
そのエケベリア属の中でも、「桃太郎」は、知名度や人気が特に高い品種です。
「チワワエンシス」と「リンゼアナ」を交配したという説が有力ですが、正確な交配元は、分かっていないのだそうです。
片親のチワワエンシスは、100円ショップでも販売されている
「桃太郎」の片親とされる「チワワエンシス」は、100円ショップで販売されていることもあります。
運がよければ、ダイソーなどの売り場で、出逢えるかもしれません
2023年4月16日（April 16, 2023）
前回の記録から、約3か月が経過したときの様子です。
大きく成長しました
葉数がだいぶ増え、株のサイズが大きくなりました！
一枚あたりの葉も、大きく成長しています
前回と比べて「桃太郎」の葉が起き上がってきたのは、水やりを控えめにしていたことと、関係があるのかもしれません。
冬は簡易ビニールハウスの中で育てていました
冬のあいだは、ベランダに置いている簡易ビニールハウスの中に、置いていました。
育成場所は気温が0℃ほどまで下がる日もありましたが、雨風を防げる環境だったこともあり、目立ったダメージを負いませんでした。
暖かい春を迎えたので、簡易ビニールハウスの中から出し、今は雨ざらしの環境で育てています
簡易ビニールハウスについては、下記の記事でご紹介しているので、もしご興味があればお読みください。
現状の鉢では少し窮屈そうに見えますが、成長は続けているので、今の環境のまま育てていく予定です
2023年12月30日（December 30, 2023）
前回の記録から、約8か月が経過したときの「桃太郎」の様子です。
「桃太郎」は、雨ざらしの環境でもカタチを崩すことがなく、日照さえ確保すれば、詰まったカタチをキープする印象を受けます！
良型なカタチを維持しやすい点も、「桃太郎」が人気を集めている、ひとつの理由なのかもしれません
寒さによって、もっと紅葉が進むものだと思っていましたが、想像していたよりも、季節による葉先の色合いの変化は少ないと感じています。
植物は寒さに備えるために自ら葉を紅く染めるので、紅葉を進行させるためには、本格的な寒さに当ててもよいのかもしれません。
2024年4月24日（April 24, 2024）
前回の記録から、4か月半が経過しました。
2024年も春を迎え、自宅に来てから、はじめてお花を咲かせました！
花びらを大きく広げるわけではなく、広げる角度は控えめなようです。
開花の段階によって、お花の見た目が変わるのかと思いましたが、しばらく待っても見た目に変化はないので、このカタチが完成形なのでしょう。
意図的に、受粉作業を行うことはしていませんが、エケベリアには、ひと株だけで受粉する‟自家受粉”をする品種もいます。
また、自宅で他に育てているエケベリアが開花しているので、気づいたら花粉が運ばれ、タネを付けるかもしれません
2024年8月31日（August 31, 2024）
お花を咲かせてから、約4か月が経過したときの「桃太郎」の様子です。
しばらく様子を見ていましたが、結局「桃太郎」が自家受粉し、たねを付けることはありませんでした。
現在は、下葉が枯れ込み、重なった状態になっています。
葉先の色も、ピンク色からはかけ離れ、紫っぽい色に変色しています。
「桃太郎」を自宅にお迎えしてから1年半以上が経過していますが、これまで一度も植え替えていないので、鉢内がギュウギュウになってきて、調子を崩しているのかもしれません…。
2025年2月15日（February 15, 2025）
前回の記録から、半年が経過しました。
もう少ししたら、植え替えシーズンに突入しますが、今のまま育てても大丈夫かもしれません。
引き続き、今後の「桃太郎」の成長に、期待しています！
（更新中）
エケベリア属をはじめとした、多肉植物の成長記録は、下記の記事でまとめています
他の品種の成長記録も付けているので、よろしければお読みください
エケベリア「桃太郎」（モモタロウ）の育成環境
日当たり
「桃太郎」は日光浴が好きなので、一年を通してなるべく長い時間、日光を当てることが基本的な育成方法です。
真夏の強い直射日光でも、葉焼けなどのトラブルを起こしたことはありませんが、日当たりがキツそうな場合は対策が必要です。
自宅では、日当たりのよい屋外に置き、なるべく多くの光を当てて育てています
東北地方や北海道などで、冬に屋外で育てるのは、厳しい寒さにより枯れるリスクが高いです。
最低気温が氷点下にならない地方では、冬に屋外で育てても、寒さで枯れるリスクは低いです。
ただし、雪や霜は避けた方がよいでしょう。
室内の環境では日照が不足し、株が間延びする‟徒長”（とちょう）を起こすリスクが高いです。
その場合は、植物育成用のLEDライトを用いるなど、日照対策が必要です。
多肉植物の室内育成は、下記の記事で詳しくご紹介しています
水やり
「桃太郎」は体内に多くの水分を蓄えているので、乾燥気味な環境の方が、健康的に育てられるでしょう。
自宅では、春から秋まで雨ざらしの環境で育てているため、水やりは雨に任せることが多いです。
雨が降らない日が1～2週間つづき、土が過度に乾燥した場合にのみ、水やりをしています。
冬は水やりを控えめにすることで、「桃太郎」が寒さに強くなるので、断水気味で育てていますが、暖かい室内などで光量も確保できる場合は、他の季節と同様の水やりでよいでしょう。
水はけのよい培養土なので、今のところ、梅雨どきなどでも根腐れは起こしていません。
なお、水持ちのよい培養土を使用している場合は、水分過多による根腐れのリスクに気を付ける必要があります。
「桃太郎」は葉の上に水滴が溜まりやすく、溜まった水滴が、虫メガネのように“レンズ効果”をもたらし、葉焼けの原因になることも…。
株の上から水やりをして、水滴が葉の表面に残っている場合は、水滴を取り除くのが望ましい対応とされます。
ただし自宅では、水やりをしたあとに特に対策をしなくても、葉焼けを起こしたことはありません。
自然界では水滴はそのままの状態で放置され、雨が降ったあとに、快晴になるのはよくあることです。
その都度、葉焼けを起こすことは考えづらいので、水滴を取り除かずに自然環境に任せておけば、よいのではないでしょうか。
植物の水やりについては、下記の記事で詳しく解説しています
よろしければ、参考にしてみてください
肥料
「桃太郎」は成長のために、多くの肥料分を必要としません。
肥料をまったく与えなくても枯れることはありませんが、春と秋の成長期に少量の肥料を与えると、健康的な成長を見せてくれるでしょう。
購入後に植え替ていないので、培養土に固形肥料が入っているかどうかは、分かりません。
入っていたとしても、効果はすでに切れていると思います。
成長期である春と秋には、1か月に1度ほどの頻度で、水やりの際に液体肥料と活力剤を希釈して与えています。
（濃度はサボテンと同じです。）
夏と冬のタイミングは、「桃太郎」は肥料分を必要としないので、肥料を与えていません。
液体肥料と固形肥料の特徴は、下記の記事でご紹介しています。
その他 ピンセットがあると便利！
「桃太郎」など、ロゼット状に葉を展開させる植物を育てていく中で、葉のあいだに石やゴミが入り込むことがあります。
植え替えのタイミングや、多段式のガーデンラックで育てている場合には、特にこの現象が起きやすいです。
これを手で取るのは意外とむずかしく、無理に取ろうとすると、株を傷つけてしまうこともあるでしょう。
そんなときに、「ピンセット」があると便利です！
ピンセットの使い方
ピンセットの使い方は、いたってシンプル！
石をピンセットでつまんで、取り除くだけです！
そこまで頻繁に発生するトラブルではありませんが、いざトラブルが起きると、気になることがあるかもしれません。
このトラブルだけではなく、細かい作業を行うときに、ピンセットを重宝する場面があります！
ピンセットは100円ショップでも入手できますが、インターネットでは、ガーデニング（盆栽）専用のグッズが販売されています。
自宅では、100円ショップのSeriaで購入した、先端が細めのピンセットを使用しています。
耐久性には、少し物足りなさを覚えるので、壊れたら買い替えています。
さいごに、「桃太郎」を育てる上でオススメのグッズを、ご紹介しました
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